世界マスターズに続き、全日本マスターズも中止になりました。
わたくしは、今年の8月に55歳になります。
W50ラストイヤー、W55ファーストイヤーってことで気合いが入っていたのですが、2月のふかやシティが中止になったあたりから、緩やかに崩壊しております。
しょぼん。
Twitterにも書いたのですが、3月初めに『ビジュアル パンデミック・マップ 伝染病の起源・拡大・根絶の歴史』という本を読んで、新型コロナウィルス は、意外と長引くかもしれない。
東京オリンピックの開催はかなり厳しい。
世界的に収束するには、場合によっては2、3年かかることもあるかもしれないと思いました。
オリンピックは、その後、延期が決定しましたが、それでもなお厳しい状況にありそうです。
わたしは、この本を読んだだけで、医学の知識は全く持ち合わせていません。ウィルスがなんたるかをまず理解していない。
空気感染と飛沫感染の違いはなんとなくわかる。
その程度なのですが、伝染病の歴史を見ていると、いろいろな傾向が見えてきます。
●致死率が高い感染症は、それほど拡散されない。
拡散する前に患者が死んでしまうからです。エボラ出血熱がそうです。
●感染経路が明らかなものは、予防しやすい。
エイズがそうだと思います。
●大流行すると、収束には数年かかる。収束したと思っても、また流行することがある。
●病原菌は変異することもある。
つまりワクチンや治療薬が開発されたとして、どれくらい有効なのかはわかりません。
●免疫は生涯有効ではなく、短期間で消滅することもある。
などです。
書いていて、どんよりしてきましたが、感染症というのは、そう、つまりなかなか手強いのです。
そして今回の新型コロナウィルス は、なんというか、本当にちっとも研究が進んでいないかに思えます。
それはもう威信にかけて研究している人たちもいるでしょうし、お金儲けが大好きな人たちも熱心に研究するでしょう。
それでもこれほど明らかになることが少ない。
「急かすなや」と怒られそうですが、関西人はせっかちやねん!
というか、ウィルスがもしかするとちょこちょこ変異しながら生き延びている可能性もあるんじゃないか、と素人的に考えたりもいたします。
どうなんでしょう。
ちなみにSARSもMERSもコロナウィルス によるものです。
わが家は、今はかなり安全な状況にあります。
家族全員リモートワークで、食材は生協の宅配がメイン。
ですが、もしどこかの時点で外出規制が緩和されて、出勤するようになると、丸腰で外界と接触することになりそうです。
おそらく世間にそういう人は、たくさんいます。
用心深く外出を控えていた層が外出し始めると、おそらく第二波がくる。
と考えると、秋の大会が開催されないことは予測できたのですが、自分のこととなるとやはりガーンときますね。
自粛規制は、経済が回らないという意味では本当に大変ですが、何を優先するかって話です。
ベーシックインカムは、もっと積極的に議論されていいと思います。
競技でいうと、記録や順位を目標にするモチベーション維持では限界がきそうです。
ある作家さんが言ってたんです。
自分は、デビューできてラッキー、本がいっぱい出せてうらやましいと言われるけれど、ボツになっている文章は山ほどある。
つまり売れない、誰からも注目されないという状況でも山ほど書いていたと。
それがあって、たまたま評価された。そこから依頼されて書くようになった。
わたしなんかはライティングに関しては、頼まれないと書けません。
だけど、友人のライターからすると、こんなふうにブログを書くことすら信じられないらしい。
人それぞれですね。
で、ラン。
試合がなくても「走るの大好き」路線でいきましょう。
ただそこで、どんなふうに自分に負荷をかけるかです。
走るの大好き、は原点に過ぎません。
単純にそれだけなら、適当に長い距離をジョグしていればよろしい。
月間走行距離というのは、とてもわかりやすい指標です。
頑張った感も得られる。
でも、そこからをどう考えるか、ですよね。
きついトレーニングをどうモチベーションづけするか。
やはりどうありたいか、を考えるしかありません。
どんな選手として存在したいか。
長く険しい道のりになりそうですが、紆余曲折、試行錯誤しながらやっていきましょう。
話が広がってしまいました。
一人の偉い科学者が書いた本もいいのですが、事実を客観的に見ることができるこういう本もなかなか勉強になりますね。
書評は、現在発売中のpenで書いております。
井上陽水特集号です!
どうぞよろしくお願いします。