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ライター今泉愛子のブログです
ポーランド旅行 エンボス加工のトイレットペーパーに癒される

今回は、旅としてのまとめです。

 

 

 

これはトイレットペーパーなんですが、

わたくし、ワルシャワでなんとトイレットペーパーを12ロールも購入しまして。

 

行きの飛行機の中ですでにトイレットペーパーがとてもかわいいことはチェックしていました。

柄物のトイレットペーパーはあまり好きではないのですが、こちらはエンボス加工。

なんかいい。

 

で、ワルシャワのドラッグストアで見つけた途端、狂喜乱舞して買ってしまったのです。

旅の始まりに。

 

いま思うと、なのですが、この時ちょっとメンタルにきていたんだと思います。

有り体に言うとツラかった。

 

ポーランド。

国民の皆様はあまり愛想が良くないのです。

ヨーロッパの国ではたいてい人は目が合うとニコッとしてくれます。

でもこの国では、目すら合わせようとしません。

 

歴史を考えれば、理解できます。

ワルシャワ蜂起もカチンの森事件も、とんでもなくひどいと思う。

ヒトラーのいたドイツと、スターリンのいたロシアに挟まれて、世界でもっとも不幸な立地といっても過言ではない。

けど、旅行者の私としてはちょっと寂しい。

 

商売にも熱心ではありません。

物価が安いのは助かりますが、そもそもあまり店がないし、買いたいものがあまりない。

 

天気はどんより、料理はなじめず、言葉は全くわからない。

 

 

ありがとう(Dziekje)もいつまでたっても覚えられないし、通貨(zloty)もなじめず、

通りの名前も全然わからない。

 

というわけでなんとなく鬱々としていたところ、たまたま入ったドラッグストアで

トイレットペーパーを見つけて大興奮!

12ロールも手に提げて家路につく・・・どこの主婦だよって。

 

帰りにパッキングしていて、どうにもこうにもトイレットペーパーが邪魔で、

芯にパンツを詰め込んだりしていて、あら? と思いました。

わたし、あの時病みかけてた。

ワルシャワのホテルでトイレットペーパーの写真を撮って友達にメールして、それでなんとなく気分が落ち着いたのでありましたが。

 

そういうこともある。

結果として、ポーランドが楽しくなかったわけではありません。

でも最初、少し戸惑ったのは事実として記録しておきます。

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:06 | | comments(0) | trackbacks(0) |
ポーランド旅行 語学力はどこまで必要か

世界マスターズ室内陸上に出場するためポーランドにやってきました。

 

わたしはわりとちょくちょく海外旅行に行くので、英語がよくできると誤解されるのですが、全然そんなことはありません。

「その語学力で?」と驚かれるレベル。

度胸だけで乗り切っています。

 

もっと英語が話せたら、と思ったことは数限りなくあり、何度となく習ったり自分でやったりもしましたが、センスがなくて、もう諦めました。ムリだし、ムダです。

 

だけど、諦めたことで開き直って話せるようになったかも。めちゃくちゃでもなんでもいいや、と思ったからこそ自分からペラペラ話すようになりました。

堂々と話していると、相手は理解しようとしてくれます。文法とかめちゃくちゃでも。

 

でももっと上手くならないと、と気を張っていた頃は、自分は間違ってるんじゃないか、下手でごめんなさいとおどおどしっぱなし。

すると相手から小バカにされるんですよね。わざわざ忖度してくれない。

案外、そんなものかも。

 

ポーランドは自分たちの言語をもっていますが、たいていのことは英語で何とかなります。とはいえ「ありがとう」くらいは覚えていきたい。

ですが、そういうのもかた苦しく考えすぎると面倒くさくなります。

 

ポーランド語でありがとうは、Dziekuie ジクイエンなんですけど、これが覚えようとしても覚えられません。たいていの国は「ありがとう」は言いやすい言葉なのに、さすがの難易度。

必死で覚えたつもりがいざという時には出てこない。

飛行機の席で何度も暗記を試みたのに、降りるときにポーランド人スチュワーデスの顔を見た途端忘れていました。

 

それなら「Thank you」で十分。

なんなら「ありがとう」でもいい。

感謝は伝わります。

 

難しく考えると、旅っておっくうです。

何でもええやんの精神であればめちゃ気楽に飛び立てます。

 

言葉ができないわりには、ツアーを利用したことがなくていつもフリー。

これもまたそれで何とかなるの?という話ですが、ツアーのルールに従って旅するより、多少不便でも自分で計画を立てていると、気持ちがすごく充実します。

 

子どもの頃水たまりをえいっと飛び越えた時に似ています。なんか誇らしくなるんですよ。例えばホテルに無事たどり着けただけで。わたし、エライ。天才ちゃうか、みたいな。

自分の力でやることで気持ちがのびのびする。

 

ツアーだと、どことなく枠があります。時間の制限はもちろんですが、お土産を買うにしても他の人が何を買っているか気になったりとか。

グループに迷惑かけないようつねになんとなく気を使います。

気持ちをおおらかにもつ方には向かわない。

 

フリーの楽しさは、言葉通りの自由さです。

行きたいところに行けばいい。

それが難しいという人もいます。

行きたいところがよくわからない。わたしも今回はそう。

ワルシャワに来たのはいいけど、どうするよ。出発前は仕事もあって、何も調べてなかったんです。

 

でもまあいいの。そこらへんをぶらぶらするだけでも旅。ワルシャワの空気を吸ってるだけでも旅。

それくらいでいい。

 

絶対損はしたくないし、一回の旅行でいかに効率よくその土地の名所旧跡を回るかを大事にしたいならツアーもいい、というか多分そういうニーズの方が多いとは思うのですが、わたしは失敗も受け入れながら楽しくやりたいし、

「ワルシャワに行ったのに、〇〇に行かなかったの?」とあとで誰かに言われても気にしない。インスタ映えもどうでもいい。

 

損しないことに気を取られたり、効率を追い求めたりせず、ゆったりしていたい。

失敗も経験のうち。

というわけで、ゆったり過ごしています。

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 13:04 | | comments(0) | trackbacks(0) |
フィンランド旅行3 かわいいもの

フィンランドには、かわいいものがいっぱいありました。

 

サボンリンナのカフェ

お金がかかっているわけではないのに、なんかかわいい。

 

 

フィンランドの"スタバ” エスプレッソハウス

 

ドライブインのカフェ

 

 

ヘルシンキのホテルインディゴ

 

 

エレベーターを降りたところ

 

ロビー

 

ペーパーアイテムも洒落てます

 

 

空港の椅子

 

 

買ったもの

カレンダーとカード

 

お菓子

 

マグカップ

 

キッチンタイマー

 

 

おまけ

フィンランドのトイレットペーパーにはエンボス(型押しのようなもの)が入っていて、かわいい。

買いたかったのですが、夫があまり好きではなく(ちょっと硬い)断念。残念。

 

おまけのおまけ

前回のフィンランド旅行の時に買ったポストカード。

使ってない。

ポストカードは使うために買うのではなく、コレクションですね。

 

ヘルシンキの街並み

 

 

ヘルシンキの街並みは、ローマやマドリッド、あるいはロンドンやパリのような重厚感はありません。

歴史ではやっぱり負ける。

でもなんとなく好き。

 

7年前に入ったタイレストランMaithaiに行って食事をした後、

「7年前にも来たんですよ」と話をしたら、

「そうですか。じつはこの前、この席に座った日本人のお客さんが、15年前にも来たと話してくれたんです」と

店主。大げさに喜ぶわけでもなく、とてもスマートでした。

 

席数20もないくらいの小さなレストラン。

旦那さんはおそらくフィンランド人で、奥さんはタイ人。

支店を出すわけでもなく、人を雇うわけでもなく、コツコツと営んで来た商売。ブレない味。

いいなあ。

 

フィンランド旅行記、おしまい。

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:38 | | comments(0) | trackbacks(0) |
フィンランド旅行2 ていねいな暮らし

フィンランドの田舎を車で走っていると、どこの家もすごくていねいに暮らしていることがわかります。

ていねいな暮らしって「こうすべき」という意識が入ると途端に堅苦しいものになります。

冷凍食品は一切使わないで手作りする、とかね。

 

でもそういうのではないんです。

こうすべき、ではなくて、もっと自然。

お庭はどこの家もとても片付いていて、洗濯物の干し方もすごくきれい。

アジアやラテンの国の大雑把な干し方もいいんですけど、

この国では、どこの家もものすごくきちんと並べて干してあります。

人に見せるためのものではないし、習慣ですよね。

それが国民性なんだろうなあ。

 

庭には、木のブランコがあったり、お花が植えてあったり。

なんとなくいいんです。

心が温かくなる。

 

道路脇にはポストが立っているのですが、こんな感じ。

住宅は幹線道路から脇道に入ったところにあるので、ポストだけ幹線道路脇に立ててあるんです。

 

 

 

ポストだけを立てている家もあるんですが、こうして雨よけの屋根をつけている家も多数で、

1軒、あるいは2軒分、3軒分、5軒分が収まるような大きな雨よけの屋根があるところも。

 

この雨よけの屋根は、ホームセンターみたいなところで売っているものかもしれません。

でもこんなふうにしていることで、ここで暮らす人たちの気持ちの余裕を感じます。

3軒分、5軒分の大きな屋根は、みんなで話し合って取り付けるのでしょうか。

なんかそういうの、いいな、と思って。

 

道端にさりげなく鉢植えの花が置いてあったりもするんです。

表札の下に鉢植えをハンギングしてあったり。

 

「ガーデニングが趣味なんです!」みたいな主張は全然ありません。

もっとさりげない。

 

経済的に豊かかというと、そんなことはないと思います。

だって本当に何もないんです。

どうやって生計を立てているんだろう? と不思議に思うくらい。

 

人口は、国全体で500万人ほど。

日本と面積はほとんど変わらないのに、人口は20分の1です。

 

でも花を育てたり、ポストに屋根をつけたりする余裕がある。

お金というよりは心なんだろうなあ。

 

そういうのを見ると、人間はどこにいても幸せに暮らせるのだとしみじみします。

この地は人が少ないだけではなく、冬はとても厳しくおまけに日がとても短くなる。

決して暮らしやすい環境ではないけれど、自分たちなりに心地よく暮らそうとしている。

そういう、人のけなげさに心打たれます。

 

 

これはバス停。

きっと1日に何便もない。

せいぜい2便。

もしかすると毎日運行していないかも。

 

だけどどのバス停もペンキがきれいに塗ってあって、

ゴミひとつ落ちていません。

 

一体誰がこのペンキを塗るの? って。

バス会社にそんな余裕があるとは思えないし、お役所だってどうなんでしょう。

でも誰かが当たり前のこととして、毎年塗り替えているんだろうなあ。

どこを走っても、ハゲハゲのボロボロのバス停は見当たらない。

そういう風景に心癒される。

 

 

 

ガソリンスタンドもこんな感じ。

1日何人のお客さんが来るんだろう、と思うような小さなガソリンスタンド。

 

お客さんのために花を置いているというほどのもてなし感はないんです。

もっとさりげない。

そのさりげなさが心に刺さるんですよね。

ここの人たちはいいなあって。

なんだか人としてとても信用できる気がします。

 

人間って、どういう環境であってもより良い人生をと願う心をもっているし、

それは誰かを蹴落としたりしなくても、

ただ静かに暮らすだけでできることなんだとしみじみしました。

 

より良い人生を、諦めているとしか思えない人もいるし、

より良い人生が、お金や地位をさす人もいるし、

人それぞれなのですが、わたしは素朴に単純に、気持ちよく暮らしたい。

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:20 | | comments(0) | trackbacks(0) |
フィンランド旅行1 カレリア地方

1週間のフィンランド旅行に行ってきました。

フィンランドを訪れるのは2回目。

finnairの直行便があるし、北に向かうから意外と距離が短くて便利なんです。

 

前回は、何を血迷ったか北の果てまで1人で旅をしました。

フィンランド語はもちろん英語ですら怪しいのに、しかも当時スマホもなく、よくそんな旅をしたと思いますが、

フィンランドは女性の一人旅でも身の危険を感じることは一切なくて快適。

治安がいいし、とても礼儀正しく穏やかな国民性です。

 

 

南端にあるのがヘルシンキ。

今回は夫と一緒だったので、車を借りてカレリア地方に行ってきました。

湖だらけの地域で、前から興味があったのです。

「フィンランド」の「ン」のあたりが宿泊したコテージ。

ちなみに北端にあるマークは前回、宿泊したコテージです。

 

この辺り、地図で見ると湖が点在しているのがわかりますが、もっと細かく見るとこんな感じ。

 

 

湖だらけ!

右上から走る斜めの線がロシアとの国境で、なぜかロシアに入った途端、湖が減る。

フィンランドは、大国のスウェーデンとロシアに挟まれて何かと気苦労が多かった国ですが、

森と湖がこの国を守ったんだと思いました。

こんなに湖だらけだと、攻めるに攻めれません。

ちなみにフィンランドの刑事ドラマでは、捜査に出るとき車じゃなくてボートに乗るらしい。

 

宿泊したのは、レンタルコテージです。

前回は、Booking.com で見つけたコテージでした。

一人旅だったのに、4人用の結構広いコテージで、なかなか快適に過ごしました。

 

今回はAirBnBで探そうとしたのですが好みに合うのが見つからず、Booking,comでも同様。

でもフィンランドには絶対レンタルコテージの需要があるはずと思って、

「Finland Cottage」でググったところ、

Finland Cottage Rentals という最適なサイトを発見!

 

行きたい地域を中心に探して、いいのを見つけました。

 

 

わたしが希望した条件は、湖畔とサウナ、そしてWifi

ヘルシンキから車で、4、5時間で到着できそうな距離のところ。

一軒だけポツンと建ったコテージは寂しいので、「コテージ村」みたいなのがいいと思いました。

ここはそれにぴったり。

場所は、Kesalanti というところ。

地名になじみは全くありませんでしたが、ヘルシンキから車で4時間くらいとGoogleがいうので、ちょうどいいかな、と。

 

 

 

左側の石は暖炉。寒かったので夜は薪を燃やしました。

 

 

 

シャワーとサウナ、洗濯機は別の棟にあって、

コテージ村共有のものでしたが、ほかのお客さんが少なかったので貸切状態で利用できました。

 

ただし安いかというとそうではありません。

3泊で506ユーロ(1ユーロ130円で計算すると、65,780円です)。

6人分のベッドがあるコテージなので、6人で泊まれば安いのですが。

 

でも広々と過ごせたし、ベッドルームとリビングが別にあるというのは、

生活時間帯の異なるわたしたちにはいい感じ。

わたしは毎日早起きして、原稿を書いていましたからね。

 

目の前は湖

 

このコテージに3泊して、コリ国立公園やサヴォンリンナにあるオラヴィ城に行ってきました。

 

 

コリ国立公園はハイキングコースがあって、ウッコ展望台からはこの通りの眺め。

 

目の前に広がるピネリエン湖には、1500の島が浮かんでいます。

わたしは、このハイキングにおニューのペガサスターボを投入。
3時間くらい歩いたでしょうか、、、好みでいうと走りたかったのですが!

 

 

サヴォンリンナのオラヴィ城。

 

フィンランド最大の湖、サイマー湖に浮かぶ城ですが、

営業時間中は橋でつながっています。

営業が終わると、橋はモーターでいきなり湖岸から折りたたまれてしまいました。びっくり!
サイマー湖を1時間でぐるっと回る遊覧船にも乗りました。
わたしは琵琶湖や白樺湖みたいなシンプルな形の湖しか知らないので、

陸と湖が入り混じっている地形はなかなかエキサイティング。

 

 

遊覧船にはなんとサウナまであって、どんだけサウナ好きなんだよ!と思いました。

(ただし現在は使われていませんでした)

 

湖畔には、ところどころボートが並んでいて、でも見たところどれも手漕ぎです。

交通手段というよりは、のんびりと湖をくつろぐんでしょうか。
でも琵琶湖並みに波も高そうだし水深もありそうでちょっと怖い。

個人的にボートに乗らないかと誘われたら遠慮したい感じです。

 

 

フィンランドは、建国してまだ100年という若い国です。
中世からはスウェーデン、19世紀からはロシアがぶいぶいいわせていました。
きっと苦労したんだろうなあ、と思います。

東西冷戦時代は言いたいことも言えないような状況で、並々ならぬストレスがたまったはず。

 

それが国民性につながったのか、皆さんとても慎み深いです。
そして知的。
勉強がよくできるとかそういうことではなくて、
道にゴミを捨てないとか、お釣りをごまかさないとか、間違えたらごめんなさいと謝るとか、
そういう当たり前のことを当たり前にできる人たち。
あまりエゴというものも感じさせません。
だから安心して旅ができるし、とても居心地がいいんです。

人として信頼できるというか。

 

わたしが触れているのは、彼らの「よそゆきの顔」かもしれません。
深く付き合えば、いろいろあるでしょう。

でもわたしは旅人だし、そんなふうに感じるだけで十分しあわせなのでありました。

 

前回のフィンランド旅の記事。

5本も書いてました。

当時、けっこう行き詰まってたんですよねー。

 

フィンランドひとり旅1 キルピスヤルビへ

フィンランドひとり旅2 コテージ

フィンランドひとり旅3 不安との戦い

フィンランドひとり旅4 ヘルシンキ 都会での暮らし

フィンランドひとり旅5 シンプルに生きる

 

今回もどれだけ続くかわかりませんが、とりあえず続けるつもり、です!

 

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 20:33 | | comments(0) | trackbacks(0) |
運の流れを変えるには?

蔵王に行ってきました。

木曜の昼前に出発して、夕方到着。

この日は「ナイトクルーザー号で行く蔵王樹氷幻想回廊ツアー」に参加して

夜の山に繰り出したのですが、後で気づいたことに、山頂には行っていませんでした。

樹氷はライトアップされていましたが、全てお膳立てされていてなんとなく物足りない。

 

というわけで金曜日は、スキー道具を借りてロープウェイ2台を乗り継ぎ山頂へ。

ところが、視界ゼロに近い猛吹雪で、何も見えない。

スキーも困難なほどで、立っていると自分が樹氷になりそうでした。

午後、少し晴れ間が出てきたので、もしや、と思い、再び山頂を目指しましたが、

やっぱり猛吹雪しょんぼり

 

今回はムリかなーと思っていたら、

土曜日、快晴です!

 

 

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やったー!

思えば、年初からツイてませんでしたが、ようやく運が巡ってきた感じがします楽しい

よっしゃー!

 

スポーツ選手だった頃、わたしは、運は一切気にしませんでした。

というか、わたし中心に運が回ってる、くらいの感覚で、

試合に向けて身体のコンディショニングだけじゃなく、運もコンディショニングする感じでした。

ゲンなんて何もかつぎません。

そういうことをやりだすと面倒くさくなりそうで、それなら最初から何も考えない方がラク。

 

ところがライターになって、運というより運気というものが何となくあって、

落ちたり上がったりしているような感じを覚えました。

仕事が順調な時、不調な時があって波のようなものを肌で感じる。

 

若い頃は、占いに行ったりもしたんです。

わたしの業界は、みんな占いが好きなので「占い師情報」はすぐ手に入ります。

だけどわたしは、単に占い師に励ましてもらいたかっただけだった。

 

ある先生に「白磁の器を用意して」とアドバイスされて、

近くの器屋に入ったら、ぴったりの白磁の器があって、即買ったんですけど、

あれ、先生と器屋はグルだったんじゃなかろうか?

 

別の先生からはひどいことを言われて、

「あなたにわたしの人生の良し悪しをいう権限はない!」と怒り心頭。

結局、自分の人生は自分で考えるしかないという当たり前のことに気づきました。

 

運気はあっても巡るものだし、いい時もあれば悪い時もあって、

悪い時はジタバタしても仕方ない。

 

先日、自宅でスマホが見当たらなくて、その時とっさに「なくした!」と思いました。

最近ツイてないからスマホもなくしたんだ、と思い込んでしまったんです。

家中探しましたが、「なくした」と頭が思い込んでしまって身が入りません。

結局、うちにあったんですけど楽しい

運の悪さを自分で呼び込もうとしていたみたい。

 

自分の人生の主役って自分なんです。

主演。

だからどう演じるかは自分で決めていい。

悲劇にするも喜劇にするも自分次第。

 

運の流れは、自然と変わることが多いです。

のんびり待てばいい。

だけどもし自分でなんとかしたいと思うなら、

まずは、自分で変えられると自覚すること。

 

運気はきっとあります。

台本は選べない。

だけど意見することはできるし、どう演じるかは自分で考えればいい。

喜びの表現だって、いくつものパターンがあります。

 

つらいとき、愚痴りまくってしまうことがあります。

でもそれは、自分が愚痴ることを選んでいるから。

こんなにつらいんだから愚痴って当然、ではない。

そこの踏ん張りが、主演女優としての意地だと思います。

ここは、わたしの舞台なのよ。

わたしが支配するわ、という。

 

支配できないってわかってる。

わかっているけど、支配できる瞬間がたまにあることを知っている。
その瞬間のために、踏ん張る。

 

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posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 04:39 | | comments(0) | trackbacks(0) |
Air bnb の利用価値は?
今回のスペイン・ポルトガル旅行では、6泊がAir bnb を利用、残りがホテル利用でした。
Air bnb は、現地の人の家に泊まるというコンセプトのもと、
サイトで現地の人の家を仲介してくれるサービスです。
リンクを貼っておきます。

Airbnbで見つけたお家に宿泊したのは、バルセロナ3泊と、サンセバスティアン3泊。
6月に行ったNYでもAirbnbを利用しましたので、それも含めてレポートします。

まずはバロセロナ。
宿泊したのは、サグラダファミリアから徒歩5分くらいのところにある、やや古めのアパートメント。
日本的なカウント方法では、5階にあたりますが、エレベーターはなし。
スーツケースを持っているとややキツいです。
オーナーはXimenaという女性。
お部屋は、2LDKです。
こちらがリビング。


そしてキッチン。

なかなかお洒落にまとまっていて、使いやすいお部屋でした。
主寝室は広々としていて、たぶんダブルベッド。
もうひとつの寝室は、2段ベッド。
なので、4人での利用も可能です。
これで3泊62,627円でした。
内訳は、1泊17274×3=51821円 + 清掃料金4052円 + Airbnb手数料6754円

次はサン・セバスティアンの3泊。
バルが密集する繁華街からは、10分以上歩いたところにある、住宅街にありましたが、
なかなか洒落たアパートメントで、昼間はコンシェルジュもいますし、
共有ロビーは広々としていて、ソファも置いてありました。
ここも2LDK。
オーナーは、People Rental という恐らく不動産の管理会社で、
Airbnbをフル活用している感じ。
かなりの物件を所有しています。

まずはリビング・ダイニング。
写真の撮り方が今ひとつで、リビング側が写っていません。
現実には、この倍以上の広さがあります。



寝室は、2つありますが、ベッドに寝られる人数としては、こちらに1人。


あとこちらに2人。


これで3泊で62,013円
料金の内訳は、1泊15473×3=46418円 + 清掃料金8964円 + Airbnb手数料6631円

次は、NYです。
こちらは、1LDKで、LDKもベッドルームも先の2軒より狭いです。
ベッドルームは、ダブルベッドがあり、それ1台でいっぱいになるくらいの広さ。
建物は古いアパートメントビルで、エレベーターはありませんでした。
場所は、SOHO。
Dean&Delucaのすぐそばで、かなりお洒落な地域です。
地下鉄の駅で言うと、Spring st.の近くでした。
オーナーは、フランス出身のKayくん。





こちらは5泊で、186,534円
料金の内訳は、
1泊32057×5泊 + 清掃料金12097円 + Airbnb手数料14153円

まずAirbnbがいいと思ったのは、リビングルームの存在です。
NYへは、夫と、
スペインへは、息子2人との旅行で、
どちらも家族とはいえ、複数人での旅行ですから、
生活時間が異なることがあります。
自由にメールを書いたり、本を読んだりしたい場合、
リビングがあるととても便利です。
もちろん憩いの場としても機能します。
外にでかけず一日だらだら、なんて時もリビングなら全員揃います。

また私が選んだところは、すべてキッチンがあります。
食器や調理用具は揃っていますから、作ろうと思えば3食作れます。
魅力と言えば魅力ですよね。地元のスーパーや市場で食材を買い込んで料理するのも楽しそう。
ただ3泊くらいでは、食材を買い込むほどでもなく、そもそも私は料理好きではありませんので
(というか、旅先でくらい家事から逃れたい)、せいぜい朝食をうちでとるくらいでした。

あと、NYのKayくんのところにはありませんでしたが、
Ximenaと、Perople Rental には、洗濯機がありました。
これはけっこう助かります。スペインは干しておくとすぐに乾くし。
この2軒に関しては、洗剤も置いてありましたよ。

NYでは、Kayくんのアパートに泊まっただけだったので、
帰国後は、かなりAirbnb推しだったんです。
もともとNYでは、身の程知らずにTHE PLAZAに泊まろうとしたんですよ。
せっかくだし、一度泊まってみた〜い♡と。
早速、webでチェックしたところ、
そんなミーハー心を跡形もなく打ち砕くくらいの
強烈なプライスゾーンにあることを発見。
どう考えても無理でした。
こうやって並べてみると、Kayくんのところは、スペインよりも断然高いのですが、
それでもPLAZAに比べれば。

ですが、トータルで、Airbnbが安いかというと、そうとも言えません。
もちろん「泊まりたい」と思えるような物件を探しているから、
つい高いところになってしまう、というのもあるかもしれません
(そもそも旅行が決まるのが、いつも直前なので手頃な物件が空いていないだけかも)。

私が選ぶ基準は、
ベッドルームのほかにリビングがあること。
リビングのソファを寝場所としてカウントしないこと。
貸し切りの物件であること(間借り物件もあります)。
インテリアがそこそこお洒落。

です。
エレベーターの有無は問いませんし、
立地や利便性にもさほどこだわっていません。
なので、サン・セバスティアンで泊まったところなどは、
繁華街からちょっと距離がありました。
私は、かえってそれが、住んでる感じがしてよかったのですが、
バル巡りを真剣にやるなら、きっともっと近いほうがいいですよね。

ホテルと比較すると、ホテルにはフロントがあり、きちんとしたスタッフがいますから、
何があってもわりと安心していられます。
NYでは、夫が部屋にカギを置いて出てしまい、部屋に入れなくなってしまったのですが、
オーナーのKayくんからスペアキーを受け取れたのは、24時間後
(Kayくんは、その日、NYにはいなかったのです)。
仕方がないので1泊だけ緊急でホテルに宿泊しました。
自分側のミスとは言え、かなりイタい出費であったことは間違いないです。

ホテルでは、先にも書きましたが、タクシードライバーに伝えたいことを、
フロントのスタッフに英語で伝え、それをスペイン語に翻訳して紙に書いてもらったりしました。
みなさんすごく気持よくやってくれてありがたかったです。

最近は、エアラインのオンラインチェックインをすると、Ticketがメールで届きます。
それをプリントしたい場合、メールで転送すれば、その場ですぐにやってくれる点もすごく助かる。

スタッフとちょっとした会話ができるのも魅力。
今から晩ごはんなんだけど、おすすめのお店教えて、なんてことも気軽に言えますし、
朝食の時も、帰宅した時も、スタッフと「ola!」と言いあうだけでも気持ちがいいです。
Airbnbだと、アパートメントですから、近所付き合いが希薄
(定住するならそれなりの付き合いがあるでしょうが、数日では親しくなりようもありません)。
だから、ほぼ自分たちだけの世界になります。
また、ポルトでは、6時の飛行機に乗る予定だったので、
早朝に宿を出なくてはなりませんでした。
ホテルならタクシーを呼んでくれます。それも助かった。

と、何だかずいぶんとホテル推しになっていますが、
Airbnbの魅力はやはり、地元の人が暮らす普通の「家」に滞在できる点。
ホテルは、やはり部屋は無機質です。
それなりに洒落てはいても、整いすぎていて、家とは違います。
また現地の普通の人のインテリア感覚がわかるのも、すごく面白いし、
現地の人の暮らしが見えてくるのも、Airbnbならではの魅力。
スペインで、洗濯物を干していたら、上の階のパパさんも洗濯物を干していたり、
あるいは、夜中にテレビの音が聞こえたり、
それを騒音と思う人はホテルに泊まったほうがいいのですが、
私は現地の人の生活ぶりがわかることを、楽しいと思うタイプなので、
そういう日々の断片が、わりと好きでした。
また、オーナーも魅力的な人が多いので、それも楽しい。
現地に友人ができたような感覚になります。

Airbnbの注意点は、先方が提示している、宿泊人数を鵜呑みにしないこと。
私は、かなり写真をチェックして、ベッドの数を確認して予約を入れました。
だいたいどこもソファをベッドがわりにすることを前提にして、宿泊人数を書いています。
ちなみに、Kayくんのところの宿泊人数は4人ですし、
Ximenaのところは5人、People Rentalsは6人です。
私は、リビングを共有スペースとして使いたいので、それはイヤ。
なので、結果的に一人当たり高めになってしまったのはあるかも。

バスタオルやシャンプーも基本的には用意してあります。

料金は、1泊の料金のほかに、清掃料金と手数料がかかるので、
1泊料金だけ見て申し込むと、トータル金額を見た時に、あれ?となります。

決済は、予約が成立した時点なので、旅行1ヵ月前に予約を入れた場合は、
1ヵ月前に、代金が決済されます。
これも最初は、けっこうビックリしました。
その後キャンセルした場合、もちろん戻ってこないわけではありませんが、
いくらかの手数料は引かれるのかもしれません。

オーナーたちは、私の泊まった3軒に関しては、
もう、ほぼ「プロ」です。
Airbnbに、複数の物件を出して、管理しています。
XimenaやKayは、個人でやっていますが、もしかするとそれで生計を立てているのかも。
だから、やり取りはかなりスムーズ。
対応にも慣れています。

またオーナーによっては、チェックイン/アウトの時間に、
わりとフレキシブルに対応してくれます。
たとえば、14時までいたい場合、Kayくんは、次の日に予約が入っていないから大丈夫だよ、
と言ってくれました。
私たちは夕方の便での帰国だったので、
出発日も昼間にまた買い物をして、買ったものをスーツケースに詰め直して、さらにシャワーも浴びて、
ということができました。
ただしそれが叶わないこともあります。
ホテルはチェックアウトの時間は厳密ですが、フロントでスーツケースを預かってくれますから、
そういう点もホテルのほうが便利です。

Airbnbは、最近、会社の出張で使うこともあるみたい。
これは、私のようにリビングルームのある物件で、そこを寝場所としてカウントしなければ、
打ち合わせなどもできますし、ホテルよりいいかもしれませんね。

ただトータルで「機能」だけを比較すれば、ホテルが圧勝なのかもしれません。
書き忘れていましたが、毎日のお掃除だって、Airbnbにはありません。タオルだって取り替えてもらえない。
Air bnbに求めるのは、そこではない「日常感」と、それに付随してくる体験。
それは、かなりスペシャルなもので、ただの観光客としての旅では、絶対に体験できないもの
(それがたとえ、ロックアウトであったとしても)。
ホテルとAirbnbとの違いは、団体旅行と個人旅行の違いに近いのかもしれません。
どちらを選ぶかは、旅に何を求めるか。どこに価値を置くかですね。

レポートは以上です!

 
posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 23:49 | | comments(0) | trackbacks(0) |
スペインは、スリに気をつけて!?
海外と比べて、日本がいいと言われているのは、治安ですよね。
ところが、私はこれまで旅をした先では、治安の悪さを感じたことがほとんどありません。

海外でも時差を乗り越えた途端、早寝早起きになるという因果な習性のため、
夜はほとんど宿にいますから、私が語る治安は、昼間に限られているのですが、
スリ天国と言われるバルセロナでも同様に、治安の悪さを感じたことはありませんでした。
私は、海外ではいつもいわゆる布製のエコバッグひとつを肩にかけてフラフラ歩いています。
斜めがけなんてしたことがないし、ウエストポーチもファスナーのついたバッグも持っていません(でした)。
布バッグのなかには、パスポートやカギや財布やハンドタオルなどが雑然と入っていて、
誰かが手を突っ込めば何でも持っていけます。
無防備と言えば無防備。

ですが、まあ現地の人と同じような感覚でいいかなと。
バッグの斜めがけやウエストポーチは、いかにも観光客ぽくて、
かえって「この街に初めてきました」とアピールしながら歩いているようなもの。
スリだって、効率くらいは考えるはずですから、
狙うなら、金を持っていそうで、盗みやすそうな人を選びます。
お金をもっていなさそうな人をわざわざリスクを冒してまで狙いません(たぶん)。
なので、私は海外では、いつも貧乏なアジア人のおばさんファッションで、
肩にかけた布バッグも、ヨレヨレ。

ところが、今回のスペイン旅行では、事前に、
いろんな人から「スリに気をつけて」と言われました。
試しに「スペイン スリ」でググってみたところ、
出てくる、出てくる、スリの体験談。
こんなところでこんな手口でやられた、という話があちこちで開陳されています。
読んでいるうちにどんどん怖じ気づいて、
ついにはファスナーのついたバッグを新調。
現地では、そこにお財布とパスポートを入れて斜めがけにして歩きました。

結果、スリにあうことはありませんでしたが、そもそも怪しげな人たちを見かけませんでした。
今回は、バルセロナのほかに、
サン・セバスティアンやレオン、サンティアゴ デ コンポステーラにも行ったのですが、
バルセロナ以外の街は、そもそもまったく問題ないと思いますし、
私は、バルセロナも問題ないと感じました。

逆に、事前にネガティブ情報を取り入れすぎたくらいだと思っています。
あれが危険、これが危険と心構えが強すぎて、やや柔軟性に欠けていました。
旅だけでなく、人生全般に言えることですが、
ネガティブ情報に振り回されてしまうと、楽しみが減るんですよね。
あそこへは行かないほうがいい。ああいうことはしないほうがいい。
こういうことをしていたら危険だろうか。
と、どんどん制限がかかってしまいます。
楽しむことより、警戒することを優先してしまっては面白くありません。

たしかに旅先でパスポートやお財布を盗まれたら、かなりキツいです。
精神的にも参りますし、現実問題、とても困る。
だけど、起きてもいないことに振り回されすぎると、旅の本質(ある種の冒険)から
遠ざかってしまいます。
そこは、それなりに警戒しつつも、すられたらすられたときのことと
割り切る部分も必要です。

もちろん無茶はいけません。
だけど、警戒しすぎないほうがいい。
そのあたりのバランス感覚も旅上手の条件ですね。
今回の私は、ちょっと警戒度数をあげすぎたと反省しています。
posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 00:47 | | comments(0) | trackbacks(0) |
旅をする楽しみ
とりわけ旅好きというわけではありませんが、
2011年に、イギリスとフィンランドを訪れて以来、ちょくちょく海外に足を伸ばしています。
2013年に台湾、2014年にイギリスとスイス、2015年にNYとスペイン、ポルトガルです。
子どもも大きくなったので、今後もきっと年に1回くらいは行くのではないかしら。

海外に行きたい、行くべき、とことさら意識しているわけではなくて、
あえて言うならケルト探求がテーマになることが多いですが、
本気でケルト探求しているなら、もっと違う旅の仕方があると思います。
事前の準備だって必要でしょう。
私の場合は、タイミングが合えば、準備の余力があれば、ケルトも、くらいな感じ。

私にとって旅は、読書と同じ感覚だと思います。
自分の知らない世界のことを知りたい、見てみたい。
観光名所も訪れますが、それよりもいつも心打たれるのは、
世界のいたるところで、人間たちの営みが続いている様子。
どこへ行っても、ふつうの人たちのふつうの暮らしに何かとても励まされるのです。

フィンランドに行った時は、キルピスヤルビという、地球のてっぺんのあたりまで行きました。
そこに向かうバスのなかで見たのは、ぽつりと一軒だけ建つ家の庭に、色鮮やかな花が植えられていたり、
窓枠がきれいな色でペイントされていたりする様子。
周りにまったく家がなく、ペンキだって、どこに売ってるの?というような場所なんです。
それでも、あんなふうに暮らしを豊かにする心があるって、何かいいよなあと思います。
人間って本質的にああして生きることに前向きな生き物なんだよなあと
勝手に解釈してうれしくなるんです。
そんな極端な場所でなくてもいいんです。
ポルトガルの路地に建ち並ぶ家の軒先に干された洗濯物を見るだけでも、
何となく元気になれてしまうのは、旅の効力でしょうか。

今回訪れたポルトガルやスペイン、
あるいはこれまで訪れたフィンランド、スイス、イギリス、アメリカ、台湾。
どこの国も、その国なりの問題を抱えていると思います。
ポルトガルやスペインは、次のギリシャとも言われていますが、
それでも何とか経済は回っていますし、人々はたくましく生きています。
そういう様子を見ては、人間は捨てたものじゃないと思うんですよね。

この間twitterで、そんなことを書いたら、
世界中どこへ行っても、その地なりのお酒があることに感心するとおっしゃる方がいて、
​ああ、それもたしかに、と思いました。
海外に行くと、日本のアラが見えてしまう人もいるようです。
日本のこういうところがダメ、ああいうところがイヤ、と。
たしかに、広告が多すぎて街の景観を台無しにしていたり、
人が管理者の過保護に慣れすぎていたり(車内放送が多いのもそのひとつ)
することに気付いて、どうなのかと思うことはあります。
だけど、そちらに気をとられることはありません。

私は、どこへ行ってもだいたい「どこも変わらないな」と真っ先に感じます。
人間の普遍性に触れて、ほっとするのが好きなんです。

旅先で何を感じるかはその人次第で、
日本のことを批判的にとらえるのも、旅に出ることで「新たな視点」を手に入れたからだと思います。

そういうこともあるとは思いますが、
私は、人間の可能性をいつも感じていたい。
古い遺跡に行っても、観光地の路地に建ち並ぶ家の軒先に干された洗濯物を見ても、
人間の暮らしに想いを馳せてしまう。
そんな体験が心を潤わせてくれるのも旅が楽しい理由のひとつです。







 
posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 11:06 | | comments(0) | trackbacks(0) |
カストロ デ バローニャ2
バスを降りたあたりには、車がバラバラと止まっています。これはいつかどこかで見た光景・・・。
そう。イギリスの遺跡巡りでもこんな感じでした。日本だと、きちんと管理された駐車場があるイメージですが、イギリスでも、そしてスペインでも、どこが誰の土地かは曖昧なのか、車はそこら辺の空いている場所に止めればOK。
遺跡までの道(道とも言えないほどの道)も、そして遺跡自体も管理者がいるとは思えず、
どなたの敷地なのかよくわからない感じです。

 
だけどこの遺跡には最近できたであろう案内所がありました。
そこに入ると、お姉さんが英語で簡単にガイドをしてくれたのですが、
カストロ デ バローニャの説明というよりも、この地域の観光案内で、地図を示しながら、
この山の頂上からの眺めは素晴らしいわよ、とか、海辺に行くならここから、とか、親切に教えてくれました。
ポルト ド ソンというこの小さな港町は、それなりに観光に力を入れているのかもしれません。

遺跡は、そこから海に向かって数分歩いたところにありました。
ここは、これまで、イギリスで見たケルト系のどの遺跡とも違っていました。
海にそそり立つ岩場に日本の段々畑のようにストーンサークルが幾つも折り重なるように並んでいます。
石の積み方はかなり緻密。
こんな緻密な積み方をする人たちが、天候に左右されやすい、こんな海沿いの場所を住居として選ぶのか?
とちょっと不思議に思ったりもしました。
住みやすい場所ではないと思うんですよね。
単に市場みたいな場所だっただけ?
それとも祭祀の場?

私にとっての遺跡めぐりの楽しさは、そこから自由に想像が広がっていかことにあります。
必ずしも真実を追い求めているわけではなく、学者さんから、ここはかつて住居であったと聞けば、
なるほどねーと思うのですが、何が何でも真実を突き止めたいとは思っていません。
考古学もいまやハイテク化していますから、真実に限りなく近づくことも可能だと思いますが、
私は単純に人の匂いを感じたい。
古い場所は、今との距離がある分、楽しいんですよね。
かつてここで、誰かが何かをしていた。
もちろん楽しいことばかりでなく、諍いもあったでしょうけれど、
それでもこういうものを作り上げる労力と意欲はあったわけです。
そういう他愛もないことに、何だか励まされるんですよね。
人間っていいなあと。
昔の人たちも、ここで食事をしたり、おしゃべりしたりしていたのでしょうか。








しかし、そうゆっくりもできませんでした。
帰りが問題なのです。
停留所ですら定かでないこの場所には、時刻表もありません。
果たして、Noiaに戻るバスはあるのか?
インフォメーションセンターでもらった時刻表には、MUROSとNOIAのバスの出発時刻が書かれています。
NOIAの出発時間の1時間後に必ずMUROSを出発するバスがあるところからすると、
きっとNOIAとMUROSは1時間で着くのでしょう。
私はNOIAを出て、30分くらいでバスを降りましたから、
MUROSを出たバスは、その30分後に、この近辺に来るはず。
というわけで、そそくさとまたバス停に戻りました。
これを逃すと2時間は、バスが来ないのです。
本当に来るのか。もしや早く行ってしまっていたらどうしようとかなり不安で、
Ferrinの青いバスを見た時は思わず、大きく手を振ってしまいました。
次の不安は、Ferrinのバスから、CASROMILのバスへの乗り換えです。
何と乗り換え時間はゼロ。到着予定時刻と発車予定時刻が同じなんです。
これがうまく行かないと、次のバスはまた2時間後。
ちょっとハラハラしましたが、バス同士、それをわかっているみたいで、
定刻を数分過ぎての到着でしたが、CASTROMILのバスはちゃんと待っていました。
というわけで、2時過ぎには、サンティアゴ デ コンポステーラに戻りました。
意外とあっけない冒険でしたね。

NOIAまでのバスの窓からは「高床式倉庫」をよく見かけました。
(行きは、Castro de Baronyaを見落としてはいけないと気が気でなく、外を眺めてる余裕はありませんでした)。
帰国してから調べたところ、トウモロコシやジャガイモを保管するためのオレオと呼ばれるものだとか。
次に来た時は、それもしっかり見てみたい。
そういえば、Ferrinのバスの時刻表には、NOIAは、NOYAと表記されていました。
こちらはガリシア語だそうです。
慌てて帰らずに、NOIAの街もぶらぶらすると面白かったのかもしれませんね。
posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 17:32 | | comments(2) | trackbacks(0) |