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ライター今泉愛子のブログです
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旅をする楽しみ
とりわけ旅好きというわけではありませんが、
2011年に、イギリスとフィンランドを訪れて以来、ちょくちょく海外に足を伸ばしています。
2013年に台湾、2014年にイギリスとスイス、2015年にNYとスペイン、ポルトガルです。
子どもも大きくなったので、今後もきっと年に1回くらいは行くのではないかしら。

海外に行きたい、行くべき、とことさら意識しているわけではなくて、
あえて言うならケルト探求がテーマになることが多いですが、
本気でケルト探求しているなら、もっと違う旅の仕方があると思います。
事前の準備だって必要でしょう。
私の場合は、タイミングが合えば、準備の余力があれば、ケルトも、くらいな感じ。

私にとって旅は、読書と同じ感覚だと思います。
自分の知らない世界のことを知りたい、見てみたい。
観光名所も訪れますが、それよりもいつも心打たれるのは、
世界のいたるところで、人間たちの営みが続いている様子。
どこへ行っても、ふつうの人たちのふつうの暮らしに何かとても励まされるのです。

フィンランドに行った時は、キルピスヤルビという、地球のてっぺんのあたりまで行きました。
そこに向かうバスのなかで見たのは、ぽつりと一軒だけ建つ家の庭に、色鮮やかな花が植えられていたり、
窓枠がきれいな色でペイントされていたりする様子。
周りにまったく家がなく、ペンキだって、どこに売ってるの?というような場所なんです。
それでも、あんなふうに暮らしを豊かにする心があるって、何かいいよなあと思います。
人間って本質的にああして生きることに前向きな生き物なんだよなあと
勝手に解釈してうれしくなるんです。
そんな極端な場所でなくてもいいんです。
ポルトガルの路地に建ち並ぶ家の軒先に干された洗濯物を見るだけでも、
何となく元気になれてしまうのは、旅の効力でしょうか。

今回訪れたポルトガルやスペイン、
あるいはこれまで訪れたフィンランド、スイス、イギリス、アメリカ、台湾。
どこの国も、その国なりの問題を抱えていると思います。
ポルトガルやスペインは、次のギリシャとも言われていますが、
それでも何とか経済は回っていますし、人々はたくましく生きています。
そういう様子を見ては、人間は捨てたものじゃないと思うんですよね。

この間twitterで、そんなことを書いたら、
世界中どこへ行っても、その地なりのお酒があることに感心するとおっしゃる方がいて、
​ああ、それもたしかに、と思いました。
海外に行くと、日本のアラが見えてしまう人もいるようです。
日本のこういうところがダメ、ああいうところがイヤ、と。
たしかに、広告が多すぎて街の景観を台無しにしていたり、
人が管理者の過保護に慣れすぎていたり(車内放送が多いのもそのひとつ)
することに気付いて、どうなのかと思うことはあります。
だけど、そちらに気をとられることはありません。

私は、どこへ行ってもだいたい「どこも変わらないな」と真っ先に感じます。
人間の普遍性に触れて、ほっとするのが好きなんです。

旅先で何を感じるかはその人次第で、
日本のことを批判的にとらえるのも、旅に出ることで「新たな視点」を手に入れたからだと思います。

そういうこともあるとは思いますが、
私は、人間の可能性をいつも感じていたい。
古い遺跡に行っても、観光地の路地に建ち並ぶ家の軒先に干された洗濯物を見ても、
人間の暮らしに想いを馳せてしまう。
そんな体験が心を潤わせてくれるのも旅が楽しい理由のひとつです。







 
posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 11:06 | | comments(0) | trackbacks(0) |
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