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ライター今泉愛子のブログです
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箱根駅伝観戦記 原監督の采配が面白い

朝からどうしても箱根駅伝が気になり、朝5時からこんなものを作りました。

東海大vs.青山学院 がどうなるのか、ということで、選手名と、5000m、10000mの持ちタイム、昨年の箱根駅伝、出雲駅伝、全日本大学駅伝の結果をまとめて一覧表にしました。

最後にソートをかけて、選手名は10000mのタイム順になっています。

 

 

復路のオーダーが発表された時点で、区間を打ち込んでプリントアウト。

これを見ながら、観戦しました。

※青学、吉田選手の実績が欠けていました(汗)。

 

思い起こせばこれまでずっと自分にしか興味がない競技生活でしたから、なぜ今さら?という感じですが、駅伝が面白いと思ったのは、まさに自分が走るようになったからです。

 

マスターズ駅伝を一昨年も走り、昨年も走りました。

一昨年は何もわからないまま終わったのですが、昨年はいろいろ思うところがあったのです。

 

昨年、私は区間賞を狙っていましたが、ちょっと無理めの目標でもありました。

その時に、せめて2位は取りたいなあと考えておりました。

今年は、滋賀の伊神選手がW50に参戦。

 

伊神さんは、1500mを5’04”で走ります。

私のPBより10”速く、おまけにマラソンサブスリー目前の実力者です(その後、大阪マラソンでサブスリー達成しています)。

私は今季1500mをしっかり走れていませんでしたし、さらにマラソンなんて走ったことがない。

普通に考えて、3kmで勝てるはずはないのですが、それでも漠然と「勝てるといいなあ」と思っていました。

 

優勝を狙っていた兵庫チームは、選手の故障などでベストメンバーではなく、厳しい戦いになりそうでした。

駅伝は、1区以外は一斉スタートではありません。

私はわりと熱血ランナーですが、どんなふうに頑張ればいいのかがよくわかっていませんでした。

もちろん「ベストを尽くす」のみなのですが。

 

レース前日の夕食時に、北垣監督がそっと私のところに来て「愛子ちゃん、最初から飛ばしたらあかんで」と耳打ち。

はい。と素直に聞きまして、当日も「飛ばしちゃダメ」と自分に言い聞かせつつ飛ばしました。

私は何人かを抜いたのですが、一気に抜かさないよう何メートルかは並走して前に行けそうなら行くという私にしては落ち着いて走れたのは、北垣監督のおかげです。

 

そして、ラスト400mくらいで長い長い上り坂に突入。

これがきついのなんの。

その時、今ここでこの坂に負けたら、伊神さんに勝てない、と思いました。

そもそも勝ってるか負けてるかはわかりませんよ。駅伝ですからね。

でも、ここや、ここやねん。ここで気を抜いたらあかんねん!と必死で踏ん張りました

結果、伊神さんより2秒だけ速かったのです。

 

偶然かもしれませんよ。

伊神さんは、そもそもベストコンディションではなかったでしょう。

普通に考えて勝てない。

 

でもその2秒が、私にとってはとても貴重な経験になりました。

こうやって絞り出すんだ!

 

東洋大学の「その1秒を削り出せ」の意味が少しわかった気がしたのです。

とにかく最後の最後まで諦めない。

見えない敵と本気で戦う。

それが駅伝なんだな、と。

 

私は、ラスト400mの時点ですでに5人抜いていましたから、自分なりの役目は果たしたと思ったのです。

もう十分がんばった。もういい。これだけ走ったんだから、誰も私を責めない。

かなりキツくて、もうそこでとどまりそうになったのですが、でもそれだと伊神さんに勝てないよと。

本当にラストは気力で絞り出す感じで、それが2秒につながったんじゃないか、と思いました。

 

そして監督の言葉。

北垣監督は、全然細かいことは言いません。

選手の自主性に任せる監督です。

そもそも普段、練習を見てもらっているわけではありません。

でも前夜にさりげなく「最初から飛ばしたらあかんで」と一言。

本番はもちろん飛ばしましたけど、いい感じで冷静になれました。

監督の采配ってあるんだな、と実感したのです。

 

そんなわけで、箱根駅伝に興味を抱くにいたりました。

今回は、東海大の一強と言われていましたよね。

ところが、青山学院が往路優勝。

がぜん面白くなりました。

 

3日復路の朝、リストを作りながら思ったのは、原監督の采配は素晴らしいということ。

1区吉田圭太、2区岸本大紀ってのは、なかなかできない。

岸本選手は1年生。初の箱根ですよ・・。普通エース区間の2区に持ってこられないでしょう。

そして3区が鈴木塁人選手。

盤石ですけども、復路どうするんだよ、と思いました。

というか4区、5区ですら大丈夫かしら、というオーダーであったことに気づいた復路の朝。

先手必勝とはいうけれど。いうけれど、いうけれど。

 

駒沢は田澤廉選手を2区に使っていませんし、東洋は西山選手を1区から外さなかった。

なんとなく原監督の冴えた感じとは対照的なようにも思いました。

 

そして復路。

青学の谷野選手、神林選手はちょっと不安に思いました。

岩見選手は、去年のこともあります。

どうなのよ。みんなどうやってメンタルを保つの? と勝手に心配しました。

でも、みんなしっかり走るところにもチーム力を感じます。

 

東海大は「評判負け」したかな、と感じました。

評判が高すぎた。

というのも、10000mや5000mの記録を見ていると、吉田祐也選手なんてめっちゃ速いんです。

でも話題にならなかった。

東海はちょっと選手が持ち上げられすぎてたかな、と思いました。

これはマスコミの功罪ですね。

 

コメントを見ていると、青学の吉田選手、鈴木選手とても謙虚です。

ある意味、原監督のキャラとは違う気がする。

でも東海の選手たちのコメントは、わりと「いけいけどんどん」でした。

両角監督のキャラとちょっと違う。

その辺りも面白かったです。

 

それとシューズ。

青学はアディダスと、どういう形かは知りませんが、契約しているそうです。

青学を意識した新商品も出していました。

 

しかしながら、箱根前の駅伝やロードレース、そして今回も、皆さん、ナイキのヴェイパーを履いていました。

ヴェイパーがいい悪いではなく、原監督は「俺の顔を立てて、アディダスを履け」と言わない監督なのね、と思って。

そういう部分で、ガツっとリスクを取れるから強い。

 

スポーツの世界は、義理人情に弱いし、そういう部分で、他人を非難する人がたくさんいます。

「あいつは感謝を知らない」「調子に乗りやがって」みたいなのが、ほんと多い。

それを無視できるのは、素晴らしいことです。

 

みんなとうまくやりたい。

誰からも非難されたくない。

そんなんじゃ天下なんて取れません。

 

と言って両角監督が、何かが欠けていたとは思っておりません。

ご自身もランニングに取り組んで、選手と一緒に走るなんて50代の監督がなかなかできませんよね。

というわけで、来年も楽しみです!

 

来年はまたリストを作るんだろうか。

もしかすると、上尾ハーフや世田谷ハーフの結果もリスト化するかもw

楽しみがまた一つ増えました。

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:07 | ランニング | comments(0) | - |
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