わたしは、あまり悩まない性格で、何でもかんでもパキパキと判断します。
迷っている状態に自分を置けない。
これって、自分としては性格が弱いからだと思っています。
あれこれと悩んでいる人を見ると、メンタルが強いとしか思えない。
わたしは、そういう状態に自分を置くと、たぶん崩壊します。。。
レストランのメニューでも、いつもパキっとこれ!
と決めますし、服を買う時もほぼ悩まない。
家を買う時ですらそう(←夫のお金ですが)。
「検討」したいという欲求もなくて、検討したところでどうなん? と。
後でいいものを見つけて後悔したことはほぼないです。
でもそれは、後悔しないと先に決めているからだと思います。
後で、友人が美味しそうな料理を食べていても、心がぶれない。
後でもっと良さげな物件を見つけても、縁がなかったと思う。
買い物に関していえば、高い安いに必要以上にこだわらない。
人間関係もあまり悩みません。
母がずっと舅姑に悩まされていたのを見て育ったからか、
なぜ「解決」しようとしないのかが不思議でなりませんでした。
母が「お金持ち男性と結婚しろ」と言っていた話は書きましたが、
それは、ザクッと書きすぎで、母の要求はもっとディテールの細かいもので、
「その家が所有する土地に、息子夫婦用に新築の家を建ててくれるような家の息子」と
結婚しろと(しかも兵庫県内の南部限定)。
お金と土地があっても両親と同居するようなのはダメと
(自分が失敗したから・・・)。
でも、わたしは10代の頃から、だんなさんの両親と同居でもそれなりに上手くやる自信がありました。
(全然、結婚相手が決まっていない段階から、ちょーOKと思っていた)
そういうのって、先に結論を決めてしまえばいいと思うんです。
夫の両親って、上手く付き合った方が絶対に人生にプラスです。
嫌いになっていいことなんてない。
そんなのわかりきっています。
ゴールが決まっているなら、そうするためにどうすればいいかを考えればいいだけのこと。
だんなさんの両親の文句を、タラタラと言いつづける人は、わたし世代にもいます。
何か、どこか気にくわない。
決定的にイヤなことをされて、絶縁だとか、疎遠だとか言い出す人も。
最初は、誰しも夫の両親に気に入られたいと思っているはずなのですが、
その期待に、両親が答えてくれないとすぐ折れる。
要は、自分の心に対して、無防備すぎるんだと思う。
ゆるふわっと上手くいくことを期待している。
先に「嫌いにならない」と決めておけば、
イヤなことをされても、どういうふうに自分の心を処理すればいいかがわかります。
「両親は、こういう世代で過去にこういう経験があってこういう考えだから、こうするんだ」と
わかれば、仕方がないと思えますし、
「わたしは、こういうことをされたら、イラっとくる性格なんだな」とわかれば、
そこまでイラっと来なくてもいいのかも、、、と考えるきっかけになります。
相手から言われっぱなしにするわけでもありません。
多少は自分の主張もしておかないと、「嫌いにならない」ことは難しい。
としたら、譲れない部分はどこか。
それをどういう方法で主張すれば通るのか。
と、戦略的に考えれば良いと思うのです。
運動部での厳しい先輩とのやりとりだって、ゴールを決めておけば、あまり悩みません。
ゴールは、そこそこうまくやること。先輩の存在に煩わされないこと。
やっぱり自分の練習が一番大事なので、それを邪魔されることには耐えられません。
わたしの場合は「気の利かない」キャラとして生きるのが得策だと思いました。
これはね、「そもそも気が利かないだろう」って話でもあるんですが
でもどれだけ頑張って気を利かせても絶対に文句は言われるんです。
だって先輩たちは「文句を言おう」と決めてますからね。
そしたら、こちらは総合的に判断して「あの子は気が利かないよね」キャラになるのが妥当。
ママ友同士のいざこざも、どこにゴールを設定するかで解決策は必ず見つかると思う。
つまりはママ友に好かれることがゴールなのか、
子どもの遊び相手を確保するのがゴールなのかってことですよね。
恋愛の場合は「結婚」をゴールに決めてしまうと、逆に真実を見誤ることがあるかもですが、
「うまくやる」ことを決めておくと、細かいいざこざは圧倒的に減ると思います。
もちろんわたしとて、そういうゴール設定ができずドロドロしたこともあるにはあるんですけども、
それはやっぱりゴール設定の甘さが敗因だったと思う・・・。
ゴールを先に設定する。
会社でも「三年はやめない」と決めれば、
トラブルがあったとしてもどう対処すべきかが明確に見えて来ると思うんです。
私も仕事を引き受けた後で、自分に不利な条件が判明することもあります。
げげっと思う。先に伝えておいて欲しかったとも。
でも、ゴールは、その仕事を完遂することであれば、不利な条件にイライラしないほうが得策です。
一旦引き受けたのだし、そこでしのごの言っても仕方ない。
イライラするのは損。そこはスパッと割り切る。
反省は、次に活かせばいい。
私は、「イライラする」状況に耐えられない。
なので、イライラしないための考え方が身につきました。
ある意味、色っぽくなかったりもしますけれども、
人生は、けっこう平和です(たぶんそのはず)。