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ライター今泉愛子のブログです
目標と向き合う

今季の目標は、W50の日本記録更新であります。

800m 2’29”52

 

昨シーズンのベストが2’45”73ですから、けっこう遠い。

でも、頑張ればなんとかなるかも。

というか、頑張れ。

と思ってやっているのですが、ちょっと厳しそうな気配もしてきました。

 

というかですね、夏くらいまでに更新したいという願いがあったのです。

そうしたら、秋には距離を伸ばして、1500m、3000mに挑もう、なんてことを考えていました。

でもそれはムリっぽい。

 

先日、400mのインターバルをやったのですが、76”でした。

もしそのペースで800mを走ったとしたら、2’32”です。

日本記録に届かない。

むむむ。

 

目標を達成するために一番大事なのは、目標の設定だと思うんです。

要するに、達成可能な目標を立てる。

遠すぎても近すぎてもダメ。

 

高い目標って、時に自分に希望をもたせてくれます。

叶った時の喜びを想像するとワクワクする。

一方で、頑張っても届かないものは届かないのが現実でして。

 

わたしは目標志向が高いので、そのために自分を追い込むのも大好きなのですが、

目標との付き合い方にも「大人の余裕」的な部分がもてたら、と思う今日この頃。

とはいえ、やっぱり諦めたくない、と思ってしまう不屈の精神もまたわたしであります。

とりあえず、2’40”を切るところからですね。

 

昨日は、雨が降りそうだったので、朝からせっせと原稿を仕上げて、ダッシュで織田フィールドへ。

ギリギリ雨が降り出す前に走れました。

ライトレーサーTSで1000mのペース走と200×3本をやってみたところ、快適でした!

 

よかった。いいシューズが揃いました。

満足、満足!

 

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:24 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
NIKEのズームフライで走ってみました!

噂のシューズ、ナイキのズームフライを購入しました。

マラソンで日本記録を出した設楽悠太選手がはいているズームウェイパーフライ4%を

一般向けにアレンジしたシューズです。

 

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もともとわたしは厚底が苦手なんです。

中学生の頃は、世界長(セカイチョー)や月星(昔はツキボシと呼んでいた気がするのですが、今はムーンスター?)の

運動靴でさっそうと走っていました。軽いのが一番。

シューズへのこだわりはゼロでした。

 

50代になって2年前の冬にランニングを再開して、最初にはいたのはスケッチャーズのウォーキングシューズ。

GO WALK4。
こんなに走りやすいシューズはないと思っていました。

 

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あまりに好きすぎて、でも終売になっていたので、ネットで3足も買いだめしました。

周りからは、散々バカにされましたが、ひるむことなく履き続け、

マスターズの競技会に出場するようになっても、ずっとスケッチャーズ。

ロードもトラックもジョグもレースも全部スケッチャーズ。

 

ようやく昨年の夏頃になって、最近のシューズを見てみるかな、という気分になりスポーツ店へ。

ゲルフェザー(左)とソーティマジック(右)を購入しました。

 

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しかしゲルフェザーは色が気に入って買った感じ。

(あと、ついてきてくれた友人にとにかく買えと、すごまれました楽しい

 

そこでレースのみソーティマジックを投入して、様子を見ていました。

ソーティマジックは、ソールが硬いので、ジョグには向かないんですよね。

だからずっとジョグは、スケッチャーズで走り続けていました。

(友人にそれがバレて怒られました。「はよはけ」とショック

 

秋になった頃ですかね。

ようやくスケッチャーズを卒業して、ゲルフェザーをはくように。

はいてみたら、悪くない。

スケッチャーズより安定感があります。

 

そして冬の間はずっとゲルフェザーで走っていました。

ジョグもインターバルもすべてゲルフェザー。

ロードレース時のみソーティマジック。

 

ところが、春ころから足にマメができるようになりました。

両足とも親指の付け根あたりにマメができる。

きっとスピードがついてきて、走りかたが変わったんでしょうね。

その原因がなんとなくシューズにある気がし始めたのが5月に入ってから。

 

そこで、再びシューズを見に行きました。

お店の人から勧められたのは、アシックスのライトレーサー。

RSとTSがあります。

RSの方がソールが柔らかい。はき心地が優しい。

TSは、薄いけどしっかり。ソーティマジックに通じる感じ。

わたしはやっぱり硬いほうが好き。

これで決まりかな、、、と思っていたのですが。

 

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ライトレーサーTS

 

気になるNIKEのズームフライについても聞いてみました。

だけどわたし、マヌケの小足と言われる22.5cm。

NIKEにこのサイズはないよねーと思っていたのですが、あった!

 

はいてみると、とってもふんわりいい感じ。

しかし歩いてみるとかなりの違和感。

靴底にかなりの傾斜があって、つま先歩きしかできません。

フォームを限定するシューズだなーと思ったのですが、欲しい。走ってみたい。

でも失敗しそうな気もする。

 

かなり迷って結局、ズームフライとライトレーサーTSを購入。

ズームフライは、きっと失敗するんだろうな、と思っていました。
でも今、買わないとずっと「あれはどういうシューズなんだろう」と思い続けるだろうし。
というか、なんだかワクワク感が止まらなくなってしまったんですよね。

どんなシューズなの?って。

 

そして待望のズームフライデビュー!

めっちゃ走りやすいやん!

ジョグもスピード練習もバッチリ。

足運びがスムーズ。特に着地が短時間ですむような気がする。

これが噂のフォアフット?

 

おまけのランジウォークまでやりやすくて感動です。

安定感があって足が前に出やすい!

一緒に練習したNさんからは「もしかしてランジウォーク用に買ったんですか?」と言われる始末楽しい

 

でもとにかくとても気持ちよく走れました。

この日は400mを3本やった(76”、76”、79”)のですが、

走りがすごくなめらかで、筋肉痛が全然残らないのも驚きでした。

今度の800mのレースもこれで走ってみようか、と思うほどの入れ込み具合で、

帰り道もずっと気持ちはルンルン。

 

でも一夜明けて、レースはやっぱりソーティマジックかスパイクにしようと思いました。

ソールがハードなほうがスピードに乗りやすい。

 

いま考えている使い分けは、ライトレーサーは、普段ジョグ用。

家の周りをまったり走るときは、ライトレーサー。

EVOLUの練習会で動きづくりをする時もライトレーサー。

ピリッと走るときはズームフライ。

 

ゲルフェザーはシューズとして悪いわけではないのですが、

わたしが誤ったのは、たぶんサイズ。

ジョギングシューズはゆったりとしたのが好き、と23.5cmを購入したんです。

でも、つま先あたりが泳ぐんですよね。

マメの原因もそれかもしれません。

 

ちなみに、ソーティマジックと、スパイクのコスモレーサーMDは、23.0cm。

 

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コスモレーサーMD

 

今回買ったズームフライもライトレーサーも22.5cm。

自分の感じる「ぴったり感」もどんどん変わってきている気がします。

 

しかしわたしがシューズを語る日が来るとは!

走り始めた頃よく一緒に走ったHくんは、スケッチャーズについて何も言いませんでしたが、

内心「おまえは円谷幸吉か!」と突っ込んでいたらしい楽しい

気持ちはわかる。

 

円谷幸吉から、設楽悠太へ!

すごい進化です!

がんばる。

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:14 | ランニング | comments(3) | trackbacks(0) |
出口治明『別冊100分de名著 読書の学校『西遊記』』発売!

私が構成を担当した本が発売になりました!

 

別冊100分de名著 読書の学校『西遊記』

出口治明

NHK出版

定価800円+税

 

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NHKのテレビ番組「100分de名著」の別冊で、リアルな授業をもとにした内容です。

出口さんが授業を行ったのは、都立桜修館中等教育学校。

生徒さんたちは最初は緊張した様子でしたが、次第に打ち解けてどんどん反応がよくなりました。

 

この本は、『西遊記』を通じて、中国の歴史、古典を読む意義、そして人生への向き合いかたを語ります。

出口さんの得意ジャンルは、歴史。

特定の時代や地域に偏ることのない豊かな知識をもとに、歴史を解説してくださるからとてもわかりやすいんです。

 

中国の歴史を俯瞰的に解説しています。

遊牧民との対立、黄河と長江という二つの大河、気候の影響など、古代からの事象をもとに

中国という国の成り立ちを読み解く。

 

こうした知識は、出口さんが本や旅、そして人から学ぶことで蓄積したもの。

読書量だけでも膨大ですが、出口さんは読書について、

出口さんは出だしを読んでつまらなかったらやめていい。

それは書いた人がアホなんです、とおっしゃいます。

 

自分がアホだからと悩まなくていい。

苦行にように読まなくてもいいってことです。

気がラクになりますね。

 

だけど、古典は、間違いなく面白いから読めと。

面白くないのは、自分に知識がないから。

ということで、この本は、西遊記が生まれた中国の歴史解説から始まります。

 

そして西遊記の魅力はというと、登場する人物たちのハチャメチャさにあります。

孫悟空も猪八戒も沙悟浄も、そして高僧の三蔵までも、

「自分さえ良ければいい」という人たち。みんな自分勝手なんです。

つまり西遊記には、こうしろ、ああしろという教えはあまり含まれていません。

私も最初に読んだ時は、どう解釈すればいいのか悩みました。

これ、みんなアホばっかりやないかと。

 

でも出口さんは、だから面白いんですよ、と。

なるほどー。

読書に「ためになること」を求めなくてもいい。

楽しければいい。

そんな読書観を披露してくださいます。

 

一冊本を読んだくらいで人生が上向くなんて、そんなん人生なめすぎやろ、

というのが出口さんの弁です。

 

だけども出口さんは、京都大学を卒業して、日本生命に入社。

その後、「ライフネット生命」を創業し、現在は、大分のAPU(立命館アジア太平洋大学)の学長です。

でも出口さん、めっちゃ立派な人生歩んでるじゃないですか! と言いたくもなります。

物知りで、仕事もできて、人柄も良く、そして地位もある。

そんな人生はどうやったら手に入るんですか、と。

 

そんな出口さんが語る、人生論は、この本の4講に凝縮しています。

以前、出口さんが何かの講演で、「やりたいことが見つかりません」と打ち明けた高校生に、

「そんなんわからないのが当たり前です」とあっけらかんと答えてらして、

私は一瞬、ハラハラしました。

もうちょっと丁寧に答えてあげたほうがええんとちゃいますか、と。

 

「そんなん死ぬまでにわかればいいんです。

もし死ぬまでわからなかったら、自分は多数派やったな、と思えばいい」

えーー!

やりたいことを見つけてそれに打ち込んで、「これが天職」「これが天命」とキラキラ生きるのが

いい人生ではないんですか。

 

「歴史的に見ても、そんな人間はごく少数です」

出口さんの口から「歴史的に見ても」という言葉が出てくると、説得力があります。

本当に詳しいですからね。

 

ということは私たち「多数派」として生きる覚悟ができてないってことです冷や汗

「世界に一つの花」として、なんとかかっこよく生きようともがいていますが、

そんなカッコええもんちゃうでと。

 

歴史に名を残そうとまでは思わなくても、なんとか自分らしい人生をと願うのが凡人ですが、

世界には凡人があふれています。私も含め。

その凡人ワールドから飛び出すのは、どういう人か。

 

出口さんは、一番大きいのは「偶然」だと説きます。

もし同時代にボルトがいたら、どんなにかけっこが得意でも金メダルは難しい。

自分の努力だけではどうにもならないのが人生。

 

だったら努力しなくていいの?

そんなことはありません。

この話は、ぜひ本を読んでください。

 

歴史、読書、そして人生。

これまでの出口さんの著書の中でもっとも読みやすく、もっとも幅広く出口さんの魅力が伝わる本になっています!

どうぞよろしくお願いします。

 

最後になりましたが、準備からずっと丁寧にフォローしてくださった

NHK出版の高原敦さん、どうもありがとうございました!

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 09:17 | 仕事 | comments(0) | trackbacks(0) |
誇りをもつってどういうこと?

本がすき。」というサイトで、ブックレビューを書かせてもらうことになりました。

光文社が運営するサイトで、声をかけてくれたのは『教養は児童書で学べ』の編集者樋口さん。

 

レビュアーには、森川亮さんや古市憲寿さんらの有名人、有名ライターさんらが名を連ね、

わたしなんてとてもとても、というところですが、書かせてもらえること自体がとても光栄なこと。

原稿を書くのも楽しかったです。

 

初回が先週公開になり、わたしが紹介したのは、

松浦弥太郎さんの『それからの僕にはマラソンがあった』です。

レビューは、こちら

 

タイトルが「元陸上日本一が驚いた、走る奥深さを描いた一冊。」です。

いきなりビビりました(タイトルは編集者がつけてくれます)。

 

もちろん自分で本文に書いているんです。

プロフィールにも書いている。

でもやっぱりビビる。

 

わたしなんて、すごくないよ。

特別じゃない。優秀でもない。どちらかというとドンくさい。

いつもそんなふうに思っていました。

 

中学時代、英語の授業で

be proud of 〜 という構文を習った時、

わたしは意味がわかりませんでした。

 

誇りをもつってどういうこと?

自慢していいの?

自分はすごいって思っていいの?

 

幼い頃から、何かが上手にできて得意げになると、いつもその先に母の非難めいた視線がありました。

また調子にのって!という感じ。

 

これまでライターとしてやってきて、時に、過分な提案をしてもらうことがあったんです。

「僕と一緒にこういうことをやってみませんか」とある社長さんに声をかけてもらったこともありました。

でも、わたしは自信がなくて、引き受けることができなかった。

 

わたしは出版社での経験もないし、実力だって大したことがない。

もしかするとしっかりしてそうとか、経験がありそうとか、思われているかもしれないけど、

それは誤解。

そんなふうに思っていました。

 

でも、いま思えば、一企業の社長さんです。

人を見る目だってあるだろうし、キャリア云々ではなく、

何かをわたしと一緒にやってみたいと思ってくださったんだと思います。

当時は、ひたすら自信がなくて、そこまで考えることができませんでした。

 

そうやって、お断りした話がいくつかあります。

迷う隙もなく、即答でした。

 

今回のサイトでは、ランナーだったことを全面的に出しています。

だけど、わたしがランナーとして、素晴らしかったか、というと、そこまででもないのです。

日本一は嘘ではないですが、オリンピックなんてかすりもしないし、日本記録だって出していません。

だけど、ここで遠慮してちゃいけないんだな、と思ったんです。

それだと、これまでと同じ。

 

今は掛け算の時代と言われています。

わたしよりすごいランナーはいっぱいいるけれど、

ランナーでライターという人は、あまりいない。

 

ライターXランナー として考えれば、少しは差別化できる、というわけです。

それが商売につながる。

こんなありがたいことはありません。

 

ちなみに母は、わたしのマスターズ競技人生を喜んでくれています。

「すごいね」と褒めてくれる。

 

でもわたしももう母からの評価をそこまで気にしなくなりました。

この先、母がまた「あまり目立ちすぎるな」と言ってきたところで、動揺しないと思います。

わたしはわたしの道を行く。

 

「ライターXランナー」という枠だけで勝負しようとは思っていませんが、

そういうやり方もある、と思えたことは大きな進歩です。

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:04 | 仕事 | comments(0) | trackbacks(0) |
小島和恵ちゃんと再会。

謙虚であれ、感謝しろ、という風潮がどうにも重かった、と書きましたが(「応援よろしくお願いします」

自分で書いていて、それはわたしがもともと謙虚な人間じゃなくて、

目立ちたがり屋だからそう思ったんじゃないか、と思いました楽しい

 

でも厳密にいうと、目立ちたがり屋、というよりも

人目を気にせず自由にのびのびとやるのが好きなんですね。

誰かを好きになったら、その人を見ると思いっきりダッシュして駆け寄っていくタイプです。

計算も根回しも何もない。

こんなふうに振る舞えば、男なんてイチコロさ、みたいな戦略もまるでない。自爆上等。

 

ランナーとしても、振る舞いにおいて枠に収まることがすごくいやでした。

走ることが好き。負けたくない、勝ちたい。

そんな気持ちを抑えて、しおらしく振る舞うのはいや。

 

ところが、ここ数年、男子ランナーと話をしていて、男子って、もっと違う意味で自由だな、と思いました。

決められた枠に抵抗しないけど、そこに収まりきるわけでもない。

適当に合わせられるんだけど、心まで侵略されないという感じ。

 

男子ランナーが、環境や指導者の愚痴を言うのは聞いたことがありません。

そういう人たちとしか話をしていない、ということかもしれません。

厳しさや理不尽さも一つのネタのようなもの。後悔もなさそう。というか、よく覚えてない的な。

メンタルが健全なんですよね。

 

わたしは競技をやめて全封印していたから健全でいられたんですが、

封印を解いて振り返り作業を始めたら、号泣しっぱなし。

あの日、あの時、あの時代を思い出しては、なんであんなに全てがうまくいかなかったんだろう、と

涙に暮れていました。

 

だからここ数年、男子ランナーたちとおしゃべりさせていただいたことは、本当に本当に助かりました。

ありがとう!

 

そして、です。

昨日は、40年生まれの同級生ランナー小島和恵ちゃんとおしゃべりしてきました。

30年以上ぶりの再会です。

11時半に待ち合わせて2人とも10分前には到着して、別れたのは21時50分くらい。

10時間半の自己新です。

 

小島和恵ちゃんは、女子マラソンで2時間29分23秒の日本記録を樹立したこともある名ランナーであります。

オリンピックも目前だったのではないでしょうか。

わたしが和恵ちゃんと一緒に走ったのは、全日本中学と、あかぎ国体。

その後和恵ちゃんは、青森県の木造高校卒業して川鉄千葉に入社。

メキメキと力をつけ、マラソンに進出しての快挙。

しかしとっとと引退してしまい楽しい

そのあたりの話も聞かせてもらいました。

 

私は、ここでも書いている通り、勝ちにこだわるタイプなんですね。

これは誰から教えられたものでもなく、性格でしょうか。

からだが勝手に動くレベルです。

 

だけどここ最近、いろんなランナーと話をしていて、

「勝ちを取りに行く」という感覚がない人もいることに気づいて、

実はびっくりしました。

そうなの???

 

わたしは勝ちたいという野生の本能に加えて、目標に対してはとてもストイックです。

どんな時も目標をきっちり定めて、アプローチをものすごく考える。

半年、一ヶ月、一週間と、細かく分けていきながら、どうすれば目標に到達するかをせっせと計算します。

 

今もそうですね。

先日の東海マスターズで2分40秒が切れなかったのは、かなりの誤算です。

自分的にかなりイラっときました。

 

私みたいな人ばかりじゃない、そんな単純なことに、

現役時代、気づいていませんでした。

わたしは、マイワールドにハマるので、他人と自分を比べる機能があまりないんです。

それはいいところでもあり、悪いところでもあります。

 

和恵ちゃんと話をしていてわかったのは、和恵ちゃんはもっと大らかってこと。

なるようになるさで、私みたいに自分を追い込みすぎない。

「オリンピックに出たい」というのもあまりなかったとあっけらかんとしています。

 

3000mを走っている時も、とりあえず2000mまではついていこう。

2000mまでいけたら、あと一周頑張ってみよう。

そんな感じだったと言います。

 

マラソンで日本記録を出した時は、そんな自身のいいところが出たレースだったとか。

なるほどな、と思いました。とても納得がいったんです。

 

記録にしろ勝利にしろ、自分のいいところがピタッとハマった時に出るものなんですよね。

人類共通の成功の法則なんてものはないし、運も必要です。

 

和恵ちゃんは、男子たちの聡明さと同じ。

偉そうぶるでもなく、卑下することもなく、枠にはまることもなく、枠に抵抗することもなく。

そうやってのびのびと才能を開花させたのですね。

 

いろんなアプローチがあります。

わたしはわたしなりのアプローチをしていくしかないのですが、

突き詰めすぎず、一歩引いた目で向き合っていけたらと思ったのでした。

 

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夜の恵比寿駅。

 

 

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 10:19 | ランナー時代 | comments(7) | trackbacks(0) |
東海マスターズ陸上競技選手権

東海マスターズ、走ってきました!

開催場所は、刈谷のウェーブスタジアム。

前泊して臨みました。

 

夕方、刈谷駅に到着。なかなか立派な駅でテンションが上がりました。

まずはホテルのある北口へ・・・

何もない。

ホテルと居酒屋とファミマはありましたが、
高いビルはほとんどなくて、期待したような華やかな、賑やかな雰囲気はどこにも漂っていません。

 

きっと繁華街は南側に違いない、と思って、荷物を置いてそそくさと南側へ・・・

何もない。

スーパーの入ったモールはありましたが、ちょっと寂しい。

 

そっか「刈谷市駅」ってのがあったけど、繁華街はそっちかも、と

20分歩いて刈谷市駅へ向かうも、気のせいかどんどんのどかになっていく。

やった! 刈谷市駅到着・・・・だけど、何もなかったです楽しい

帰りは心が折れて電車にしました。

 

夜ごはんは、刈谷駅北口の「タァナムタイ」というタイ料理店。

北口の一角に飲食店が並ぶ路地を見つけて歩いていたら、

大きなタイ国旗のかかったお店があって、大ヒットでした。

今回は1人で種類を食べられなかったので、

次、来ることがあったら(まずない)、誰かと一緒なら(それもない)、

ぜひここでタイ料理を食べたいな!

 

そして、レースです。

 

400m 70”00

800m 2’43”63

 

でした。

800mは自己新ですが、今回は2’40”切る気満々だったので、がっくり。

400mと800mの間が1時間ちょいくらいしかなくて、

スタート前すでにちょっと難しそうかな、、、という感じでした。

全然疲労が抜けてない。

 

5月のレースを探していて、ちょうどタイミングが良かったのが愛知県開催の東海マスターズ。

愛知には偉大な先輩ランナーが2人います。

1人は、碓井由紀子さんで、400mのW45(1’01”18)、W50(1’03”72)、W55(1’05”66)の日本記録保持者です。

現在57歳。

マスターズ在籍20回の表彰を受けていらっしゃいました。

 

もう1人は、中山淳子さんで、昨年の日本マスターズでは、W55の800mで優勝されたのですが、

私のW50の800mの優勝タイムより速かったんです。

年齢的には、私より7歳上でいらっしゃるのです。

むむむ。

 

ということで、お二人と走れるのを楽しみに行ってきました。

が、400mは、碓井さんに完敗。1秒ちょい遅れました。

800mは、中山さんに辛勝しましたが、中山さんはこの日、1500mと3000mを走り、

W60の日本記録を樹立したばかり。

私以上にお疲れだったと思います。

 

3000mのレースは私も拝見したのですが、1人で黙々とラップを刻む姿が素晴らしくて、

ゴールの瞬間は泣きそうになりました。

お見事!

偉大な先輩方の背中を見ながら、私も頑張ろうと思ったのでした。

 

そして、懐かしの友人とも再会。

兵庫の柏原高校で走ってた、荻野好美ちゃんです。

なんと、彼女もマスターズ歴はそろそろ20年になるかというところらしく。

愛知マスターズ界で有名人でした!

 

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変わらないざっくばらんな好美の姿に癒されて帰ってきました。

 

しかしながら、気分としては「憮然」でもありました。
交通費、宿泊費かけてこんなことじゃ、あかんやろ!って感じです。
相当イラっときていて。
修業して出直します!

 

そして本日もたくさんの審判、補助員の皆様の助けがあって、競技に打ち込むことができました。
心から感謝しています。
本当にありがとうございます!

 

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記念品のTシャツと袋。

 

さて次は、6月9日の大阪マスターズ!
6月も関東では、山梨でしかなくて、どうせ遠いなら、大阪まで行こうと思いました。
長居はけっこう好きなんです。

400mと800mにエントリーしていますが、
今回のように400mが先で時間が空いていなかったら、800mだけにするかもしれません。
頑張りまっする!

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:42 | ランニング | comments(8) | trackbacks(0) |
「応援よろしくお願いします!」

SNS全盛時代と言われておりますが、わたくしもTwitter、Facebook、instagramをやっております。

わたしにとっては、一番気楽なのがTwitter

 

フォロワーが多くないし、何を書いても炎上することはないから、あまり神経質にならずにすむ。

たまに「そんなこと書かんでええやろ」と思うようなことも書いてしまうのですが(いわゆる筆が滑った感じ)、

Twitterはどんどん流れていくし、ま、ええかってなもんです。

 

Twitterのアイコン

 

そのTwitterに、ある競技者のTweetが流れてきました。

 

「明日の東日本実業団は、◯◯に出場します。応援よろしくお願いします!」

 

これに感心しまして。

 

「応援よろしくお願いします!」

私にとって、これはなかなか言える言葉ではありません。

最近、Facebookでレース報告をやっていますが、あれだって結構勇気がいるんです。

 

出る杭は打たれる。

目立つな。はしゃぐな。威張るな。

いつも謙虚に。

そういう文化の中で育ってきたんですよね。

時代や地域がそうだった(ような気がする)。

 

さらに私自身、そうやって自分からアピールするのは、メンタルコンディショニング的にも

あまり良いことではないと思っていました。

自分からプレッシャーをかけにいくようなものです。

 

だけど今、選手が自分から「応援よろしくお願いします」とアピールする時代になってる。

気負いなんてないし、ごく自然にそうしてる。

 

最近は、スタート前の選手紹介でも、観客席に笑いながら手を振ったりします。

私たちの時は、そんなのなかったです。

ひたすら真剣な顔をしてスタートラインを眺めていました。

 

「謙虚」にする意味ってなんだろう?

ここで言う「謙虚にする」は、謙虚に見せる、ということ。
私は控えめで、決して威張ったりしていませんよ、というアピール。

「あの子は謙虚ないい子だ」と他人から(特に目上の人から)思われたい。

目立つのは得策じゃない。他人の注目を集めてもいいことなんてないという計算。

それって、本当に謙虚なの?

 

目標に向かうための姿勢として謙虚さは必要だと思うんです。

練習やレースへの取り組み、競技への心構えとしての謙虚さは必要です。

 

だけど、人の目を気にしての「謙虚さ」は必要なのかな、と思って。

私は、ずっとそこをごっちゃにしていました。

だけど人に褒められるための謙虚さなんて、それはもはや謙虚じゃない。

 

以前、留学経験のある人と話をしていて、

「アメリカで就職しようとは思わなかったんですか?」とさりげなく聞いたんです。

すると、「私なんてアメリカではやっていけないですよ。みんなすごく主張が強いし。

絶対ムリだと思いました」と返ってきて、一瞬ポカーンとしてしまいました。

というのは彼女、めちゃくちゃ自己主張ができる人なんです。

 

アメリカ、おそるべし。

日本だと自己主張選手権でぶっちぎり優勝するような人が

スタートラインにも立てないなんて。

かの国は「主張せよ」と育てられるんですね。

謙譲の美徳なんてものは、存在しない。

 

ケーキを切り分けて、さあどうぞ、と言われた時、

日本だと、我先にと一番大きなケーキをとることはなんとなく下品とされることが多いです。

自分から小さいのを選んだ方が褒められる。

 

優勝した時のコメントも、わたしの時代はひたすら周囲に感謝することがよしとされていました。

これも謙虚さと同じで、感謝を表明した方が褒められるという側面もなきにしもあらず。

とりあえず「感謝」は真っ先に出しとけ、みたいな。

感謝の気持ちは大事だと思うんです。
だけど、感謝した方が謙虚に見られる、という計算もなきにしもあらず。

 

わたしは、わたしなりの謙虚さは持ち続けるつもりですが、

人から褒められるための謙虚さ、

周囲から浮かないための謙虚さは、もうやめようと思って。

どう思われたってええやん。

 

「愛ちゃんはずるい」

「愛ちゃんはひいきされてる」

これまでそういう言葉をいつも気にしていました。

どう振る舞えばいいかがわからないまま、ずっとオロオロしてた。

その10代のメンタリティのままここまできてしまった。

 

でも他人に対して「ずるい」「ひいきされてる」と言う人は、

その人自身が自分でその感情と折り合いをつけるしかありません。

 

わたしが謙虚ぶって、その人からの攻撃を避けたとしても、

きっとその人はまた別の人に「ずるい」と言うでしょう。

そういうこと。

 

褒められているのに「とんでもございません。わたしなんて」と謙遜することで

「あの子はええ子や」と言われて、だから何?

わたし、もう52歳。

ライターとしても、そんな押しの弱さじゃやっていけません。

 

わたし自身、これまではきっと「謙虚にしといた方がトクだ」という計算もあったんだと思います。

もともと、さほど偉そうなタイプではないのですが、堂々と振る舞えない自分を、慈しんでもいた。

自己愛ってやつです。

 

でも、そこからさらに進んでいかないと、面白くない。

ずっと同じ殻に閉じこもってたって、つまらない。

捨てることへの恐れはあるけれど、少しずつ前に進んでいこう。

 

というわけで!

明日は、東海マスターズ陸上競技選手権の400m、800mに出場します。

近畿でも関東でもない、めっちゃアウェイな大会でやや緊張しております。

「応援よろしくお願いします!」

 

やっぱりちょっと慣れないな楽しい

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:13 | ランニング | comments(4) | trackbacks(0) |
トレーニング日記 インターバルとタイムトライアル

2日続けて結構追い込んだ練習ができました。

 

金曜日は、Wingleの平日練。

メニューは、1000mX5のインターバルで、わたしは1、3、5本目につくような形でやりました。

ペーサーがついて、タイムは3本とも3’45”。

最後に400mX1 わたしはラスト200について36”くらいでしょうか。

 

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つなぎのJog

 

この日のペーサーAさんは、とてもなめらかな走りをする人で、

わたしは絶大な信頼を置いています。

Aさんがペーサーの時は、時計を一度も見ることがありません。

ありがたいことです。

 

ラスト5本目はフリーだったんですが、

わたしはペーサーのAさんにつくのがいっぱいいっぱい・・・なのに、

600mを過ぎたコーナーでNさんに抜かれそうな気配を背中で察して、

なんとわたし、ブロックするような位置どりをしてしまって。

結局ラストかわされたんですが、一体、わたしは何やっているのか。

そんなに抜かされるのが嫌か、、、と我ながら感心、というか呆れてしまいました。

 

土曜日は、EVOLUの定期練習。

こちらは基本トレーニングを1時間ほどやった後、1500mのタイムトライアル。

5’33”でした。

 

この日のメニューが1500mのタイムトライアルであることは事前に知らされていたので、

例によって数日前からせっせとラップの計算をしていました。

 

1000mの通過を3’45でいきたいと思っていたんです。

すると、ちょうどいいペースの女性がいて、ずっとついていかせてもらいました。

1000mを過ぎたあたりでちょっとペースが落ちたかな?

と思ったので前に出たんです。

ところが1300m手前あたりで再度抜かれて。

 

この時、はっきり言ってわたしの方が断然息が荒いし、走りもキツそうでした。

もうだめ、、、ついていけない、と諦めかけたのですが、

いや、ラスト100mまでついていけたら勝算はある、と思い直し、

必死でついていって、ラストで抜きました。

 

金曜も土曜もキツかったのですが、このレース感覚というか、

負けたくない執念というか、こういうのは、一体どこから生まれてくるのでしょうか。

というか、生まれつきとしか思えません楽しい

 

人生全般で負けん気の強さはさほどないと思うのですが、

走っていると、野生に戻る感じです。

野生のエルザ(誰も知らないですよね)。

 

しかしわたしはいつも息が荒いですね。

心肺機能がまだ十分整ってないんでしょうか。

 

1500mは、自己新(復帰してからの)です。

昨年の兵庫マスターズでは5’47”95でした。

 

それで調子にのって、1500mの兵庫記録を調べたところ、5’27”

惜しい。

 

さらに調子にのって、日本記録を調べたところ、5’00” ときめき 

どういうこっちゃ。どんだけ速いねん!

 

というか、そもそも800mだってかなり無理めな目標です。

それゆえ、気持ちで負けそうになることも多々あります。

 

今季は目標から逆算して、練習や試合をプランニングしています。

春先に200m、400mを走ったのもそのためで、

800mをワンシーズンで17秒も縮めるには、短い距離の走力が不可欠。

 

単純計算すると、400m換算で8秒くらい更新する必要がある。

だけど、そこまではいけそうになくて、でも70”は切らないと、と思っていました。

 

そして200mのインターバルは、34”で5本くらいできないとダメじゃないかと思っています。

(本当はもっとできた方がいいです)

 

道子先輩は現役時代、200mのインターバルと、600mのレペティションをひたすらやっていたそうで、

わたしもそろそろ600mのレぺをやろうかと思っています。

 

高い目標を立てる。

しかも宣言する。

 

そんなやり方が、本当にいいのかどうかはわかりません。

正直なところ、けっこうプレッシャーもある。

トレーニングで走る前は、いつもかなり不安になります。

レースよりも怖いくらい。

レースだと開き直れるのですが、トレーニングだと追い込まれるんですよね。

 

でもそういうメンタルのやり取り、不安になったり、前向きになれたりする感じが

面白いといえば、面白い。

 

ライターとして原稿に向き合っているとき、たまに負けそうになることがあるんです。

「書けない!」と放り投げたくなることがある。

「もう無理」「わたしには書けない」って。

 

でもその時にいつも思うのは、

ここでやめたら、この程度のライターだったってことだよ。

それでいいの?

ということです。

ここで諦めたら、これ以上の進化はない。

 

どのみち原稿は仕上げるんです。もちろん。

だけど、粘ったか粘ってないかは大きな違いがあって、

自分の目指す文章が書けていない感じはすごくわかる。

勝負は、そこでどれだけ自分を追い込めるか、どれだけ粘れるかなんです。

 

この精神を、走っている時にも持つようになりました。

離されそうになった時、ここで離れたらこの程度のランナーで終わるよ、と

自分に語りかける。

いや、それじゃダメでしょ。

ともうひとりのわたしが答える。

そういう粘りの中で、何かが進化していくのかもしれないですね。

 

しかし昨日ジョグをしようとしましたが、走れませんでした。

さすがに足がバリバリでした。

この場合、粘らなくてもよろしい。

あっさりお休みにしました。

 

火曜か水曜には、600mのレぺをやろうと思っています。

どうなりますやら!

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 05:01 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
いつかダメになる時がくる

今のところ、わたしのマスターズ・ランニング人生は、いたって順調であります。

走るたびに自己新です。

ありがたいことですね。

 

思えば、中一、中二の時もそうでした。

ぐんぐん伸びた。

 

しかし人生が順調な時ばかりでないことは重々承知していますショック

加齢という問題もありますね。

 

わたしのセカンドランニング人生は、記録への挑戦がテーマとなっています。

しかしいつか「伸び」は止まるでしょう。

下降するのは当たり前のこと。

 

そうなった時にどんな青写真が描けるか。

何を目標にするのか。

 

これもまた課題なんだろうと思います。

スパッとやめてしまうかもしれませんし、

自分なりの楽しみを見つけるかもしれない。

 

自分と折り合いをつける作業は、楽しいものだと思っています。

記録更新とか、日本一とか、そういうわかりやすい目標が持てなくても自分なりの着地点を探る。

 

最近、わたしは人生は壮大な実験だと思っています。

うまくいくことばかりではないけれど、とりあえずやってみよう。

 

実験というのは、その結果を用いて、なんらかの分析を加えて結論を導くもの。

いい/悪いを決めるものではありません。

どんな結果であったとしても、なるほどね、って。

 

それを受け止めながら、やっぱり老いってあるんだな、と納得したり、

人はこういう時にこんなふうに感じるものなんだ、と発見したり、時に納得しきれなかったり。

 

わたしは今でも、自分より速い人を見ると頭にくるんです。

「愛ちゃん、あんた今52歳」って言い聞かせるんですけど、

それはもう仕方ないものでありまして楽しい

 

いまだにそのメンタリティを失っていないことがある意味、新鮮ですし、

そんな自分を面白がる自分もいます。

いやいや、それはないやろって。

あんたどんだけ図々しいねんって。

 

走ることに関してだけです。そういう感情がわいてくるのは。

これもまた実験。

 

いつか自分より速い人を見てもムッとしなくなる日も来るでしょう。

その時は「枯れたな」とがっかりしなくてもいい。

わたしもこうなるのね、って。

 

そうやっていろんなやり方、いろんな感情を体験するのが人生の楽しさ。

なので、落ちていくことも不安じゃない。

 

でもとりあえず!

今季は、まだ記録は伸びそうなので、

その喜びを存分に味わいたいと思っています。

 

「いつかダメになるよ」

そんなかつてのうちの母みたいなアドバイスをくれる人もいるかもしれない。

 

知ってるよ。

明るく笑いながら、前を向く。

 

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posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:07 | ランニング | comments(2) | trackbacks(0) |
埼玉マスターズ陸上競技記録会 結果

埼玉マスターズ記録会、走ってきました!

 

200m31”25 自己新

400m69”85 自己新、大会新、W50兵庫新

でした。

 

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400mレース直後。記録を見て大喜び!

 

400mはなんとか70”が切れて、ほっと一息です。

これで800mの日本記録に挑戦する資格が得られた感じ。

400mが70秒切れない人が、800mを2分28秒で走るのは厳しいですからね。

これからも400mには出場しますが、記録からは自由に走れそうです。

 

現役の頃は、記録なんて考えていませんでした。

とにかく順位を取りに行く。

記録は後から付いてくるもの。

そんな感じでした。

 

だけどマスターズは、順位というのがほとんど意味をなさない。

出場選手が2人、3人というのも多く、

お互いトシもトシだし、毎回好調とは限らない。

レースへの出場もぼちぼちな感じです。

 

インターハイやインカレ、日本選手権みたいな大きな目標になる大会もありません。

全日本マスターズは毎年開催されますが、遠方だったりして出場選手は限られます。

本当の意味で「日本一を決定する大会」とまではいかない。

なので、目標は自然と記録ということになってきます。

マスターズ男子は違うかもしれません。女子よりも断然、層が厚いので。

でも現状、わたしの場合は目標を記録にするのがいい感じです。

 

そして独特の閑散とした雰囲気。

今回はラン仲間のNさんが応援に来てくれました。

ご自宅が近所ということで、駅から競技場まで車に乗せていただき、

レース時間にふらっと現れて写真と動画を撮ってくれました!

本当にありがたいことです。

 

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NさんはWingleでご一緒しているマラソンランナー。

おそらく競技場での観戦は初めてだと思います。

この閑散とした空気に白けてしまうのでは・・・と不安に思っていたのですが、

その一方で、トラック競技に興味をもってくれないかな〜という期待も。

どうだったでしょうか。

 

わたしはこの閑散とした感じは、なかなか好きなんです。

ほぼ選手しかいない。

奥さんん、旦那さんの応援はないっぽい。

選手はサブトラや更衣室近辺で待機しています。

普通のマラソン大会のような和気あいあいとした空気はなく、

「わが道を行く」な感じ。

「話しかけないでください」オーラ満載の方もいらっしゃいますね。

自分の世界に没頭している。

それもまた楽し。

 

わたしは、少しずつ知り合いができています。

先週の神奈川マスターズでご一緒した方とも再会できたし、

以前、ホームグランドの済美山競技場でご一緒した方とも一年ぶりに再会。

「すごくアスリートぽくなって、去年とは全然違う!」と言われました。

やったね!

 

彼女たちも1人で来て、1人で走って、1人で帰るのだと思います。

いいなあ。

彼女たちの日常も過去も何も知りませんが、こうして走りにくることがとてもいい感じ。

今を生きていますよね。

 

この歳になれば、誰もがいろんなことを抱えていると思うのです。

女友達に愚痴を言ったりするのもいいのですが、

そんなこととは何も関係のない世界をもつことで、心が整う気がします。

イヤなこともつらいことも、まあいいかな?って。

 

和気あいあいとしたマラソンレースもよいですが、

マスターズもなかなかオススメです!

先週はちょっと寂しい気持ちになっていましたが、

これはこれでいいと思えるようになってきました。

 

動画を見た泰子ちゃんから、スタートをもっと練習すれば記録が伸びるよ!と

アドバイスしてもらいました。

明石南高校後輩の清水崇くんからは400mの走り方も教えてもらって、

400mももうちょっと、、、いけるかな?

 

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そして最後になりましたが、競技を支えてくださっている審判、補助員の皆様には感謝しかありません。

埼玉マスターズの試合は、いつも表彰状の字が達筆です。

それもうれしい。

ありがとうございます!

 

わたしも審判の資格を取ろうと思っています。

調子が悪い時は、裏方にまわるのもありですよね。

考えてみます。

 

さて次は、5月20日。

いよいよ800mに挑戦です!

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:22 | ランニング | comments(2) | trackbacks(0) |