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ライター今泉愛子のブログです
全日本マスターズ選手権 本気で戦う80歳

昨年の全日本マスターズ選手権で宿泊したホテルが、古びれていてちょっと寂しかったので、

今回は早めに予約を入れようと張り切っていました。

3月くらいにホテル探しをしたのですがすでに満室が多い。

旅行会社に抑えられているのかもしれない、と思って、それならとさらに探すと、

カプセルホテルを見つけました。

 

ドロップイン鳥取というラグジュアリーカプセルホテルです。

ラグジュアリーとカプセルって両立できるのかな? と思ったのですが、

なかなかいい感じ。

しかも1泊が3300円。

 

マスターズ期間中は、ホテルが高騰して1泊1万円以下では泊まれなさそうだけど、

ここなら3泊で1万円しません。

早々に、予約を入れました。

 

わたしは、生活環境についてはそんなに神経質ではありません。

音に敏感ではないですし、枕や布団もなんでもよろしい。

和歌山のホテルがなんとなくもの悲しかったのは、寂れ感が半端なかったからかもしれません。

あれよりラグジュアリーカプセルホテルの方がいい。安いし。

 

前日の金曜日にチェックインすると、マスターズに参加される方も何人かいらっしゃいました。

80代の女性ふたりがいらして、

何に出場されるんですか? と聞いたら一人の方は短距離と。

「でもね、全然練習ができていないのよ」とおっしゃるその口ぶりがあまりに本気でびっくりしました。

 

いやもう練習なんていいでしょう。

スタートラインにつくことがすでにすごい。

と思ったのですが、それは真剣に戦おうとしている選手に失礼というものですね。

 

もう一人の方は、砲丸投げに出場。

翌朝早くに一人で出て行かれましたが、後ろ姿に闘志がみなぎっていました。

あとでプログラムを見ると、W80の投擲には9人がエントリーしています。

W50の800mより出場者が多い。

わたしが競技場についた頃にちょうど砲丸投げのコールをしていたのですが、ものすごい熱気。

その方は、残念ながら一等はとれなかったようですが、終わった後、しっかりメモ帳に反省点などを書いておられました。

 

こういうアスリートと出会えるのがマスターズのいいところです。

なんか圧倒されます。

すごい情熱だなあって。

 

最終日に、ばったり競技場でお会いしたので記念撮影。

 

 

右端は、わたしのカプセルのお向かいだった宮崎さん。

いっぱい写真を撮ってくださいました。

100mで日本選手権出場が決まり、来年またお会いできそうです!

 

おじいさんたちも元気なんですね。

あれは兵庫マスターズだったかな。

レース後ハーハーしていたら、「おっちゃんが人工呼吸したろか?」とか言われたりして。

いやいらん。

 

知り合いの方がいい走りをされていたので、「すごいですね!」と声をかけたら、

「惚れ直した?」って。

「一回も惚れてません!」と返しときましたが。

 

1500mのスタート地点に向かう時、補助員の高校生と話をしたんです。

「専門はなんですか?」と聞くと「400mです!」って。

「400mはきついですよね」と話をしたら、

「でも70代の人が、わしは中学の頃から400mやってもうすぐ60年やと言ってたんです。

僕、高校でやめようと思っているのに」と笑っていました。

 

いい経験だなあと思って。

彼はもうやめてしまうとしても、

もしかすると40代になった時そのおじいさんの言葉を思い出して、

また走ろうかな、と思うかもしれません。

 

マスターズは本気で勝ちに行く人もいますが、

年に一回マスターズに参加するのが楽しみ、とおっしゃる方も多いんです。

一人でふらりと参加している方が圧倒的多数。

 

記録は少しずつ伸びなくなり、やがて下降して行くでしょう。

みんなそれを経験していますし、わたしもきっとそうなる。

でも自分なりのよろこびを見つけて続けていけるといいなあ。

 

来年は、群馬県で開催です。

9月14、15、16日になります。

群馬はあかぎ国体以来かな。

 

またお会いしましょう!

See you in Gunma.

 

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:33 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
全日本マスターズ選手権 アスリート偏差値

この3日間で、わたしのアスリート偏差値がとても上がったような気がしています。

偏差値・・・つまりわたしのアスリートとしての能力値です。

というとかっこつけすぎでしょうか。

まだまだなんですけど、とにかく30年のブランクがありますから許して。

 

兵庫マスターズで走った時はレース後、歓びに満ちていました。

やったなー! わたしはまだまだいけるなー! 

 

これは単純にわたしの体が喜んでいたのです。

力を出し切ったというのは、体にとってもうれしいこと。

「愛ちゃん、うまく使ってくれてありがとう」みたいな。

「いえいえ、こちらこそ、頑張ってくれてありがとう」って感じです。

 

全日本マスターズでは、こういう歓びは感じませんでした。

出し切ったという点では、兵庫マスターズ以上だとは思うのですが、

のびのび無邪気に走ったわけではなかったからでしょうかね。

 

「アスリート偏差値が上がった」と思ったのは、ウォーミングアップや食事、レース展開などについて

考えて実行したこと、さらに、選ぶことの大切さを知ったことです。

 

わたしは一般的に、迷いが少なくて、レストランでもだいたいいつもすぐにメニューを選びますし、

旅行に行く時も、ホテル探しにあまり時間をかけません。

 

夫は、おそらくはもっと比較検討したいんじゃないかと思うのです。

とりあえず、ここまで調べて、また明日考えよう、みたいな。

わたしは、自分が「ここ」と思える宿が見つかった時点で即予約。

「まだ他にいいホテルが見つかるかもしれない」という思いはその時点でスパッと断ち切ります。

要するに好みの問題ですよね。

どういうやり方が自分は好きかで、どちらが正しいか、ということではない気がします。

 

今回の大会は事前に鳥取県の天気予報を見ていると、全般的に雨が多かったんです。

だから、わたしにしては荷物が多かったです。

シューズが濡れると翌日までに乾きません。ウェアも乾きにくい。

宿に洗濯機があるのはわかっていましたが、空いているとも限らない。

そんなこんなで多めに用意していました。

 

3日目は朝早くに宿をチェックアウトして競技場に向かうので、

競技場にもっていく荷物とコインロッカーに預ける荷物を分ける必要がありました。

何をどこまでもっていくか。

この日は肌寒く、雨も降りそうな気配がありました。

 

スパイクで走るのか、ソーティマジックで走るのか。

いつも着ている兵庫ユニフォームは、やや薄めで寒いかもしれない。

厚めのR&Lのウェアを持ってきていたので、そちらにしようか。

ウォーミングアップ時の服装は?

 

など色々考えたんです。

多めにもっていけばいい。

そういう考えもあるのですが、わたしは「迷う」ことは手間がかかるなと思ったんです。

試合会場で、スパイクをはくかそれともソーティにするかと迷うのは気力のロスです。

ユニフォームにしても同様だし、ウォーミングアップ時の服装に迷っていたら、迷うことだらけです。

 

ここは選択肢がない状態にして競技場に向かったほうがいい。

そう思って、シューズはスパイクのみ。

ウェアは兵庫ユニフォーム。

ウォーミングアップは半袖Tシャツ+ウインドブレーカー。

に決定してそれ以外の荷物は全てコインロッカーに置いていきました。

気持ちがスッキリするんです。

 

で、ウォーミングアップを始めた瞬間、寒かった。

半袖Tシャツ+ウィンドブレーカーじゃなくて、長袖Tシャツ+ウィンドブレーカーくらいの方が良かった、と思いましたよ。

あ、失敗した〜って。

 

でも、それレースに影響するの?って。

しませんよ、その程度で。

そんなヤワじゃありません。

 

わたしはそもそも25分しかウォーミングアップ時間をとっていませんから、

そこで更衣室に戻って、長袖に着替える時間なんてありません。

だから、半袖のままでいいんです。体はすぐに温まります。

迷わないでやりきる。

 

シューズも、スパイクかソーティマジックかを迷っても「正解」はないわけです。

一位をとったら、それが正解になります。

どっちを選んだとしても。

 

ユニフォームもそうです。

「寒い」「やっぱり半袖にするべきだった」とスタート地点で後悔することもあるかもしれませんよ。

でも、どこかの時点で決めなくてはいけないとしたら、それをいつ決めるの?って。

スタート地点で後悔しても遅いし、競技場についてからも迷い続けるのは気力のロスです。

 

わたしは競技場についたらもう何かを迷うことをしたくない。

自分の選択に自分で責任を負うと心を決めて、荷物を思い切り少なくして競技場へ向かいました。

 

正解なんて、ありません。

そこで自分は何を選択するか。

準備することがいけないわけではありません。

というか多くの人は、しっかり準備する派なのでは。

でもわたしは「迷う」ことに慣れていません。

だからそれ自体がとても自分に負荷をかけます。

 

今回「迷う」状態に耐えられない自分の資質に気づいて、物を少なくするという選択をしました。

これまで無意識に少なかったのですが、それを意識したということです。

選ぶことで、気力のロスを防げる!

とてもいい経験だったと思っています。

 

もちろん安心のためにたくさん荷物を準備する人も多いと思いますし、安心も重要です!

それはそれでいいのです。

「あれが足りない」と不安になるのもイヤなものです。

 

道子先輩(偉大なるアスリート)と一緒にいると、いつも準備がいいことに感心します。

ティッシュ、リップクリーム、ウェットティッシュなどなどいろいろ持ち歩いていらっしゃいます。

一般的に、わたしほど荷物の少ない人は珍しい。

 

わたしの場合、好みもありますが荷物の管理能力も低いんです。

というか荷物だけじゃなくて段取り能力全般が弱い(荷物の準備、管理もある種の段取りです)。

だから意識的に荷物を減らすことは、アスリートのわたしにとっての正解なんだと思いました。

 

 

そういえば今回は、大学の同級生福ちゃんと飲みに行きましたが、段取り能力に感動しました。

見事!

昨年のもいちくんもそうだし、兵庫の長距離ランナーたちもそうなのですが、

みんな総じて段取り能力が高いです。

長距離男子ってほんとすごい!

わたしが長距離を速く走れる日は来るんでしょうか。

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 05:16 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
全日本マスターズ選手権 山あり谷あり3 1500m優勝

競技3日目です。

駅からの連絡バスで競技場に到着。

わたしは、この日はサブトラにある更衣室を使うことにしていました。

荷物を置いて、アップして、更衣室に行くと、1500mに出場する方が二人ほどいらして、

のんびり気味に着替えていたら、一人の方がさりげなく急かしてくれてありがたかったです。

 

着替えやバッグの整理整頓など普段は何も問題がない行動ですけど、

試合の時(レース前)になると、なんとなくどんくささが滲み出てくるんですよね。

たぶん集中モードに入るんだと思います。

 

コールしてスタート地点へ。

この日のレースは、W50の800m日本記録保持者、末吉真規子さんもエントリーされていました。

どんな走りをされるんだろう。

そういえば、800mで優勝した方はどの人だろう?

ゼッケンナンバーくらい覚えてくるべきだったな、、、と焦っていたら

大学の同級生の福ちゃん(鳥取出身)がスタート地点に来てくれました。

「ラップどこで読もうか? 1000m知りたい?」と聞かれてハッとしたことに、

なんと1500mを走るのが久しぶりすぎて、1周いくつで行くかをまるで考えていませんでした。

適当でいいよ〜と笑ってごまかしました。

 

そもそも自分がいくつで走れるのかまったく見当がつきません。

昨年1500mを2本走りましたが、復帰初めてのレースで6分以上かかりました。

そのあと兵庫マスターズでも走ったのですが、800mを控えていたので抑え気味に走って5’48”くらいだったと思います。

 

5’30”は切りたいと思っていましたが、3000mがまったく走れなかったことで、自信喪失状態。

とにかくついて行く。とにかく1等を取る。

それだけ。

 

というわけで、先頭には出ませんよ。出たらあかんよ。やめとけよ。

と自分に言い聞かせてスタート!

 

飛び出したのは、お二人。

末吉さんと新城さんだったと思います。

わたしは3番手につけましたが、末吉さんがどうも調子が悪そうでさらに前に出て新城さんにつきました。

 

 

レースはすぐ二人に絞られました。

 

 

 

こういう接戦は久しぶりです。

以前、同級生ランナーの堺くんが1500mは、800mから900mあたりの位置どりが大事、と話してくれたんですね。

800m過ぎた時にその話を思い出して、「ここだ。まだ慎重にいかなくちゃ」と思いながら走っていました。

 

第2コーナーを曲がりきったところ、このあとの1200mで満を持してスパート。

 

必死のぱっち。

 

なんとかゴール!

うれしかったですね。

 

タイムは5’14”57

自分としてはかなりいいタイム。

大学の同級生、香川くん、福ちゃんから祝福してもらって泣きそうになりました。

 

福ちゃんからは、あそこで仕掛けたのは勇気あったね、と言われました。

「俺が指導してたら、きっとあそこで出ろって言ったね」とも。

なかなか良いタイミングだったでしょうか。

ラスト100mは死にそうでしたが。

 

今回のレースにわたしがこだわったのは、日本選手権を走りたかったから。

陸マガの記事によると、わたしは中2、中3と走って中2の時が3位、中3の時が6位だったそうな。

以降、日本選手権は走っていませんから、39年ぶりということになります。

 

W50では、この大会の1位と2位に申込資格が与えられるとありました。

弱気になっていたので、2位でいいじゃないと思う自分もいましたし、

2位なら取れるだろうとタカをくくろうとする自分もいました。

もう一度練習を積んで出直そう。

今回はムリだよ。

2位ならきっと取れるし、それで十分なんじゃないのって。

 

でもね、今ベストを尽くせない人間は、次もベストを尽くせないんですよ。

今もっているもので最大限の戦いができないと、ずっと言い訳を探し続けます。

言い訳なんて、いつでもどこでも見つかります。

結局、ライバルに勝つというより、自分に勝つってことです。

 

 

二人ともいい笑顔。

 

走っている写真は、大学の同級生香川くんが撮ってくれました。

色々移動して撮ってくれたみたいでありがとさんです。

 

山あり谷ありシリーズはこれで終わりですが、

明日に続きます。

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:01 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
全日本マスターズ選手権 山あり谷あり2

3000mが予想外に走れず、もともと持久力に自信がないところに、

さらに追い討ちをかけられたような状態。

1500mも走れないかもしれない。

 

そんな時に、W50の800mの優勝タイムを知りました。

2’36”

わたしのベスト記録と同じくらい。

その方は1500mにもエントリーされています。

 

800mが同じくらいということは、1500mでは負けるということでは。

そんな気がすごくします。

まずい。やばい。

 

もう一度、練習をやって出直そう! 

そう思いたい自分がいます。

今回のレースはだめ。走れない。練習を間違ってた。

全然持久力がついてない。だって300mまでしかやってなかったもん。

 

わたしの計画では、300mのインターバル、600mのインターバル、1000mのインターバルを組み合わせようと考えていましたが、

300mがうまく走れなくて、そこにとどまっていました。

フィンランド旅行とか、雨とか、足をくじいたりとか、わたしなりの事情はあるんですが、

とにかく、練習が足りていない。距離が足りていない。

動揺しまくりです。

 

まず決めたのは、2日目の400mを欠場すること。

400mは2日目の夕方

1500mは3日目の朝だったのです。

やや詰まっています。

ここはもう1500mに備えるべきです。

 

そして2日目は、3日目と同じタイムテーブルで過ごそうと思いました。

起床、散歩、食事の時間、内容、競技場に到着して、ウォーミングアップ終了までをやってみる。

 

朝の散歩で見たスーパーはくと

 

わたしは競技を離れて長く、試合前の食事やウォーミングアップの内容を決めきれていませんでした。

特にウォーミングアップは、試行錯誤。

どうも短い方が良さそうな感じがずっとしていて、兵庫マスターズから時間を短縮していました。

初日の3000mの時もそう。

 

それでも走れましたし、よし、それで行こう、ということでアップは20分から25分くらいで

いいことにしました。

わたしの場合、やりすぎると疲れるのです。

というか飽きる?

 

これは人によると思います。

というか普通、飽きないですよね。

 

それは置いておいて。

朝食はどうしましょうか。

朝が早いので、自分で用意せねばなりません。

何を食べるか。

 

正直なところそれほど神経質になるつもりはありません。

「これ!」と決めてしまうとかえって不便になることも多いです。

が、譲れないのが「グルテンフリー」です。

 

小麦粉がどうも自分と相性が悪い気がして最近控えています。

と言ってもいい加減なもので、もともとパンが大好きで、

兵庫マスターズの帰りは、後輩の容子と同級生ランナーのHくんと3人で

競技場近くのサンマルクに行ってパンを食べまくりました。

レース後はいいの。

でもレースの朝は避けたい。

 

ここで「ごはん」がマスト、とすると選択肢がググッと下がります。

炊飯器を持参して自分で炊いたこともありましたが、あれは大変。

コンビニのおにぎりもなんとなく抵抗があります。

 

そんなことを考えていたらコンビニにバナナが置いてあり、

これにしよう、と決定。

でもちょっと足りない。

 

隣のドラッグストアで、さらにエナジーバーとゼリータイプのドリンクを購入。

ゼリータイプのドリンクは、袋に直接口をつけてチューチュー吸うのにめちゃくちゃ抵抗があった(なんか下品)

のですが、最近平気になりました。

コンビニのおにぎりはイヤなのに、エナジーバーやゼリータイプのドリンクはいいのかって話もありますがいいことにします。

 

あとはフリーズドライのお味噌汁。

 

そんな感じかな! ということで準備して、銭湯に行って、

夜は大学の同級生と集まって、健やかに眠りにつきました。

 

書いていて思ったのですが、きちんとしているのか、していないのか微妙によくわからないのが

わたしのやり方ですよね。

でも要は自分で考えて実行する、というのが大事なのです!

 

2日目に無事予行演習を済ませ、3日目を迎えました。

 

さらに続く。

 

おまけ

スーパーはくとよりこっちが好きかも

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 04:45 | ランニング | comments(9) | trackbacks(0) |
全日本マスターズ選手権 山あり谷あり

鳥取の布勢陸上競技場で開催された全日本マスターズ、走ってきました!

3日間、山あり谷あり、いい経験になりました。

 

初日の3000mは、撃沈。

このところずっと800mのことを考えていて、3000mについて何も考えていませんでした。

6月くらいから60分jog、90分jogをやるようになっただけでも私としては進歩ですが、

1000mのインターバルやペース走などはほとんど取り入れておらず、

レース前日にいきなり「あれ?」って。

自分が何も準備をしていなかったことに改めて気づいたのです。

やばい。

 

なんとかなる、と思いたい自分もいます。

90分jogもやるようになったし。120分走だってやったし(一回だけど)。

大丈夫、きっとなんとかなる。

 

前回の記事(ランニングサプリの紹介)を見ていただくとわかるように、私は、11’30”くらいで走る予定でした。

だいたいそれくらいで走れると思っていました。

でも根拠がない。

 

果たして、3000mは60歳の愛知の中山淳子さんが終始リード。

最初の1000mが3’46くらい。次の1000mはいくつだったでしょうね。

 

 

私は2000m過ぎからじわじわと離されていいところのないままゴール。

 

 

ヘトヘトですが、全然走りきった感じがしません。

満足感も疲労感もなし。

 

記録は11’37”29。

W50では1位でしたが、中山さんには少しずつどんどん離されてしまい、

粘ることすらできませんでした。

呆然自失とはこのこと。

マズい。とってもマズい。

 

今回、鳥取へは21日に入りました。

昼くらいに受付を済ませて、夜、ホテルでプログラムを見ていたところ、

日本選手権の出場要項が書いてあるのを発見!

来年の日本選手権にマスターズの100mと1500mが導入されるんです。

 

 

今回の大会でW50の1500mは、1位、2位になった選手が日本選手権に出場できるとあります。

全日本マスターズ駅伝も選考レースになりますが、駅伝の区間賞というのはかなりの水もの。

今回の大会で、出場権をゲットしたほうがいいです。

というわけで、さて1500mをどう走るか。

 

明日に続きます。

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 10:05 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
連戦なか日 おすすめランナーアプリ

今週土曜日から3日間、鳥取で全日本マスターズ選手権が開催されます。

わたしは、22日3000m、23日400m、24日1500m に出場します。

天候が危ぶまれますね。

 

3000mは、生まれて初めて走るのでドキドキです。

最初はついていったほうがいいですよね。パーっと飛ばさないようにします。

マスターズは、事前のランキングもないし、

あっても役に立たない(みなさんお年頃なので好不調の波があります)し、

わたしみたいに、突然現れる人もいるし、

なかなか展開が読めません。

 

そういう時に、わたしはたぶん冷静に対処するのが苦手なんですよね。

力で押し込もうとしてしまうんです。

それはわたしの課題だと思います。

 

今回は1500mもあります。

昨年の全日本マスターズでは前日にさんざん迷って、大学の同級生のもいちくん(ブロック長)に

うんざりされて(学生時代から変わらない風景)、ようやく走ると決めたら、台風で中止に。

今回は迷うことなく走りますが、ほとんど初心者状態なので謙虚にレースに臨みたいと思います。

 

そういえば、わたしはレース前になると、いつもペースをあれやこれやと考えては、シミュレーションします。

そんなわたしにとっても便利なアプリを見つけました。

 

「ランナー電卓」というのですが、

これを使うと、3000mを11分30秒で走るなら

1km3’50”、400m1'32" 

と即計算してくれます。

 

 

もちろんマラソンのペース計算もしてくれます!

便利な時代になったものです。

最初の1000mは、もうちょっと速くてもいいかもなあ。

でもそんなことを考えていると、また飛ばしてしまいそうなので、

様子をうかがいながら、自分なりの走りをしてきます!

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 07:13 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
兵庫マスターズ選手権 大会新、兵庫新だけど自己新ならず

走ってきました! 

兵庫マスターズ800m 2'35"57 でした。

 

W50 1位、兵庫新、大会新なのですが、自己新ならず。

大阪マスターズでは2'35"51だったので、だいたい同じくらいではあります。

しかし、目標の日本記録は2’29”ですから、ここでもう少し出しておきたかったです。

 

レースは最初の200mを、なんと34"で通過。

400mで自己ベストが出そうな勢いです。

どう考えても飛ばしすぎ。

 

 

じつは2日前に、200mを軽く走って、34"だったんです。

いつも200mを気持ち良く走ると34”なんですが、

レースでも油断するとそのペースで走ってしまうということですね。

 

そもそも10代の時から、何も考えずに飛ばす、という展開が多いんです。

全国大会でも予選から飛ばすので、同じ組の人はいい迷惑だと思います。

3着までは確実に決勝に進出できるとわかっていても、

力を温存するというのがどうしてもできません。

気持ちよく走ることが何より大事。

 

決勝ではヘトヘトだったりもするんですが、次もやっぱり懲りずに飛ばす。

頭が弱いんじゃないかと思います。

感情に任せてしまうんですよね。

もうちょっと考えたほうがいいんでしょうか。

 

 

レースでは40代の方につかれて、最後抜かされてしまいました。

うーん。

レース展開としては、失敗だったかもしれませんね。

 

でもなんでしょう。

全力を出し切った感がすごくあって、まだまだ行けるな!

とすごく思いました。

 

全力を出し切ると、それが限界じゃないの? と思う方もいると思います。

もうこれ以上伸びないことが明らかになるのでは?と。

 

わたしの体感では逆です。

全力を出し切らなかった時って、からだのすべての機能を使い切っていないから、

どれくらいのポテンシャルがあるかもわからないんです。

もやもやする。

 

でも使い切ると、まだ鍛える余地があることがわかります。

今日はこれが限界だけど、鍛えればまだいける!と思えるんです。

自分の肉体と交信しているような感じですよね。

これからもっとよくなるよ、とからだが自分を励ましてくれる感覚。

 

たしか昨年は8月末の埼玉マスターズの時にもこんな気分になりました。

その時もじつはあわよくば、2'50"切りをと思っていましたが、ギリギリできませんでした。

でもそれでがっかりするのではなく、まだいけるな!と思ったんです。

 

その感覚が正しいのかどうかはわかりません。

でも、それを信じて前に進むことが大切で、せっかくからだがメッセージをくれているのに、

無視してしまう、あるいは信じないで蓋をしてしまう人も多いんじゃないかと思います。

 

わたしがいつも書いている「アクセルを踏む」というのはそういうことです。

迷うな。計算するな。疑うな。振り返るな。

前だけ見ていればいいから。

 

というわけで、日本記録は厳しくなってきましたが、

まだ諦めるわけにはいきません。

 

ただ、現実問題あと6秒ありますから、このままではダメ。

もうワンランク上に行かないと。

レースでもわたしを抜かした選手の方は、わたしとは鍛え方がまったく違う感じがしました。

フィンランド行ってる場合じゃなかったかな!

ま、それは仕方ないとして、最後のレースまではあと1ヶ月あるので、鍛え直します。

 

右足は、悪くはないんです。

レースを走って悪化してはいません。

でもスッキリはしていませんので、様子をしっかりウォッチしたいと思います。

 

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 08:56 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
いよいよ明日!

さてさて、いよいよ明日になりました。

久々のレースです。

 

足の調子がどうかな、やめようかな、と思ったりもしたんですが、

走ることにしました。

べっちょない、べっちょない。

ってこれは播州弁でしょうか。

大丈夫、大丈夫。

 

足をくじいたのは、心が乱れていたからだと思います。

ヨコシマなことを考えていたわけではないのですが、浮かれていました。

やったー! めっちゃ調子ええやん!って。

 

足をくじいて、落ち着きは取り戻したのですが、心をどこにもっていけばいいのか。

ブレーキをかけるのか、アクセルを踏むのか、とても迷いました。

 

というのは、来週は日本マスターズに3種目エントリーしています。

中4日の登板です。

ここでムリして、総崩れになるのは避けたい。

としたら、何が得策か。

 

周囲を見ていると、故障に悩む人も多いんですね。

わたしは幸いなことに、故障はないんです。もともとしにくい。

ムリしないからだと思います。

せっかく故障が少ないのに、ここでムリしてその方向性からズレたらアホみたい。

 

というのが、迷いの最大ポイントでした。

故障って、1週間なり一ヶ月なり、丸々休めば解決することが多いです。

今回みたいな捻挫とか、肉離れなんてのはその典型です。

「痛み」というのはまたちょっと違うかもしれませんね。

もっと複合的でしょうし。

 

今回迷ったのは、足に残る「違和感」をどう判断するかでした。

足首の通りが悪い。

関節近辺がクリアじゃないんです。

スムーズじゃないというか。

 

若い頃なら、その程度では休みませんでした。

ムリやり大丈夫、と言い聞かせて走っていましたし、

それでなんとかなりました。

 

でももう若くないし。

というのが判断に迷うポイントになりました。

 

結局うだうだしている間に今日になり、よっしゃ、走るでと。

300mのT.T.も600mのT.T.もできませんでしたが、仕方ないですね。

 

なんでもええからがんばる!

それが大事。

行ってきまーす!

 

※まだ東京です。

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 08:10 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
In Body 測定 この体脂肪率は高いのか低いのか

昨日は、近所のスポーツセンターでエアロバイクを漕いできました。

 

5分(r1’30)X 3セット です。

 

負荷も高めに設定したのですが、走る時ほど追い込めませんね。

心拍数は150超えませんでした。

乳酸を使うところまではいかない感じ。

まあ、いいでしょう。

レース前ですし。

 

その施設に、In Bodyの計測器がありまして、

体重、体脂肪率、筋肉量などを測定したところ、

体脂肪率は、16.7でした。

これは高いのか低いのか?

 

意外と高いかも。

というのは、敏子先輩からは「10切ってるんじゃないの?」と言われてたんです。

 

でも、わたしは昔から、体重は案外重いし、背は意外と高いです。

なぜかわからないけど、痩せててちびっこのイメージを皆さんもっています。

 

びっくりしたのは、同じくらいの背丈の橋本泰子ちゃんだったか、小島和恵ちゃんだったか、

から「え、愛子ちゃん、わたしより背が高いの?」と驚かれたこと。

 

高いってば。

同じくらいだけどかすかにわたしの方が高い。

何度も一緒にお出かけして、一緒に歩いているのに、低いと思われる。

 

腰が低いんでしょうか。

んなことないな!

 

先日道子先輩からもきょとんとされました。

「わたしも愛子ちゃんは、155cmないと思ってた〜」

ですよね。

みなさんそうおっしゃいますが、四捨五入すれば160cmですよ!

 

体重もなぜか重いんです。

中学時代もそこそこ重くて、高校時代は重かったです。

大学時代はめっちゃ重かった。

それでよく走ってたな、、、と思います。

そういう意味では、今が一番やせています。

やっと走れる体になったのかも!

 

骨格でいうと、大腿骨が太いんです。

上半身は華奢なんですけど、中半身が大きい。骨盤も頑丈な感じ。

走るのに適してるってことにしておきましょう。

 

筋肉量も右腕左腕、胴体、右足左足と出るのですが、

全般的に低めでした。

 

今日はゆるジョグして、明日は、300mを55”くらいでさっと流して走ろうと思っています。

がんばりマッスル。

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 06:50 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |
応援よろしくお願いします!

昨日は、EVOLUの練習会に参加して、動きづくりと400m走をやってみました。

78”

まあまあでしょうか。

 

このところセーブしていたので痛みもなく、もしや足をくじいたというのは錯覚では?

と思いそうになっていたのですが、やっぱり違和感はありました。

 

レースは4日後に迫っております。

昨年の兵庫マスターズは、久々の地元でのレースということで、

中学の顧問の先生に手紙を書いて、試合時間などを連絡していたのですが、

今回は、もはやそんな高揚感はありません。

後輩たちも昨年は見に来てくれたのですが、なんだか悪いような気がして連絡せず。

 

とはいえ、マスターズを盛り上げていきたいなーとは思っているので、

一人でも多くの人に足を運んで欲しい気持ちもあります。はい。

 

というわけで、ご覧の方で興味のある方がいらっしゃいましたら、

ぜひ観に来てくださいね。

 

9月17日 神戸のユニバ記念競技場

競技日程は、こちら

 

私は800mに出場します。12時50分からです。

応援よろしくお願いします!

 

 

 

 

posted by 今泉愛子(詳細はクリック) | 14:28 | ランニング | comments(0) | trackbacks(0) |