人生初の10kmは、かなりの試練を与えてくれました。
43’10”
いやん。
41分台が目標かな、と思っていたのです。
5kmを21分イーブン。
それくらいなら、なんとかなるんじゃなかろうか。
甘かった・・・。
行きの電車で読んでいたEVOLUの弘山勉コーチ『最高の走り方』で、10kmのペースの目安は、5kmの時のプラス5秒とあったんです。私でいうなら、5km20’としたら、4’05”ということになります。
そうなの???
そのままの勢いで、最初の1kmは4’で入り、そのあとダダ崩れしました。
ほんまにわたしのこの無駄なポジティブさを捨てたい。
ちょっとしたきっかけですぐに「いけるのかな?」「いけるのかもしれない」「よしやってみよう」となってしまいます。
ポジティブというより安易なんでしょう。
1.5kmでもう「やめる」一択くらいの心境。
アップダウンが厳しかったと何人もの方がおっしゃっていましたが、わたくしはそんなの全然感じませんでした。
頭の中にあったのは「やめたい」「もういや」「うそやろ」だけ。
しかしここでやめたら、忘年会にどんな顔をして参加すればいいのか。
この日は精鋭揃いの8プロの忘年会に出席予定だったのです。
まさか、よもや、やめるわけにはいかない。
7kmくらいで初江さんに抜かれました。どんどん離されます。
でも8kmあたりで「前半飛ばしすぎたら、リカバリーできない」というレースパターンでいいの?と思い始めました。
中間は十分ゆっくり走ったんだから、切り替えよう。切り替えの練習をしよう。
と気合いを入れ直して、初江さんを目標に踏ん張りました。
初江さんには追いつけませんでしたが、なんとかタレっぱなしにはならなかったことがせめてもの救いでしょうか。
今回の記録は、最初の1kmが速すぎたからダメだった、というわけではありません。
そこは誤解してはいけないところ。
最初に飛ばしすぎるとレース全体がとてもキツイものになります。
後半あげるレースは気分がいいです。
だけど最終的な記録は、大して変わらないと思っています。
今回、最初の1kmを4’20くらいで様子を見ていたとしても、最終的な記録がもっと良くなっていたわけではないでしょう。
そこを認めないと自分の実力を見誤ると思います。
これは800mや1500mを走っていても思うのですが、勝ち負けや記録はレース展開次第で変わる可能性はありますが、記録は前半をもっと抑えたらタイムはもっと出せたとか、後半これだけ出せたのなら、前半から積極的に行っていればもっと出ただろう、と考えるのはほとんど意味がないように思っています。
今のわたし程度の精度であれば、です。
さて、そしてこれからの展開です。
ここ4週間は、ほとんど5’を切るペースで走っていませんでした。
それだとやはり4分台のペースを維持するのはキツイんだということはわかりました。
今回のレース、わたしとしてはめちゃくちゃキツかったのですが、心拍数を見ると最大が153、平均は130くらい。
あまり追い込めていなかったということになります。
心臓をしっかり動かす力がなかったということでしょうかね。
なのですが、いきなりペース走を始めるのもちょっと違う。
ここからはクロカン走などを取り入れながら、刺激の種類を増やしていこうと思います。
次は、1月12日のハイテクハーフ。
人生初のハーフです。
がんばろう!
無事、忘年会に出席できました。
左は、1990年、91年、日本選手権1500m3位の寺牛さん(90年の優勝は荒田くん)。